法律コラム

民事裁判

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裁判・法的手続

「まだ、最高裁がある!」とは限らない。二審の重要性と準備すべきこと 民事裁判 2017年05月01日

日本の裁判制度 日本の裁判制度は、第1審から第3審まで、3つの裁判所において、原則3回まで審理を受けられる制度を採用しています。 第1審の裁判所の判断に不服のある当事者は、第1審が地方裁判所の場合には高等裁判所に対して、第1審が簡易裁判所の場合には地方裁判所に対して「控訴(第2審への上訴)」をすることができます(民事訴訟法281条、裁判所法16条、同2...

「まだ、最高裁がある!」とは限らない。二審の重要性と準備すべきこと
当たりたくない裁判官を避けることは可能?-除斥・忌避・回避の各制度の違いと実際の運用- 民事裁判 2017年05月01日

民事事件の裁判において、「ジャッジ役」をつとめるのが裁判官です。 ジャッジといえばスポーツですが、スポーツには名ジャッジもいれば、反対に迷ジャッジというのもいますよね。 スポーツの試合では、審判のジャッジが怪しい場合、ビデオ判定や他の審判などとの協議などがあったりします。 では、民事裁判の世界ではどうでしょうか? 気に入らない、当たりたくない裁判官を避...

当たりたくない裁判官を避けることは可能?-除斥・忌避・回避の各制度の違いと実際の運用-
裁判費用は誰の負担? ―誤解されることの多い「訴訟費用」敗訴者負担の原則と実務上の取扱い― 民事裁判 2017年04月07日

「被告は原告に対して◯◯円を支払え。訴訟費用は被告の負担とする」 民事訴訟において、定式的に付される「訴訟費用は◯◯の負担とする」という言葉。耳にしたことがあるという人はいるのではないでしょうか。 もっとも、訴訟費用というものについて、具体的な内容を知っているという人は少ないのではないかと思われます。 今回はこの「訴訟費用」についてまとめることにします...

裁判費用は誰の負担? ―誤解されることの多い「訴訟費用」敗訴者負担の原則と実務上の取扱い―
債権が時効消滅するまでの期間は、場合によって異なる? 民事裁判 2017年01月11日

債権の消滅時効とは 車を売ったので買主に代金を支払ってもらう、交通事故に遭いケガをしたので加害者に治療費を払わせるなど、誰かに対して何らかの要求をすることができる場合があります。 このように、特定の人が特定の人に対して一定の行為を請求することができる権利のことを「債権」といいます。 ただし、権利があるとはいっても、いつまでも行使できるとは限りません。法...

債権が時効消滅するまでの期間は、場合によって異なる?
契約書で第一審の専属的管轄裁判所が決められている場合、もう他の裁判所には訴訟を提起できない? 民事裁判 2017年01月26日

都内在住のAさんは、マイホームを建てるために、東京近郊に念願の土地を購入しました。日当たりがとても良く、近くには公園もあって景観も良く、望みどおりの環境です。 どのような家を建てるか慎重に検討を重ねていたところ、実は購入した土地のそばにマンションが建設される計画があることを知りました。慌てて不動産販売業者に問い合わせてみると、事実とのこと。 日が当たっ...

契約書で第一審の専属的管轄裁判所が決められている場合、もう他の裁判所には訴訟を提起できない?
司法書士の業務範囲 民事裁判 2016年07月11日

地裁判決は司法書士の業務範囲内、高裁判決はその範囲外として、最高裁の判断が注目されていた判決が、6月27日にあった。 この問題は、本来的に弁護士の業務であった法律事務について、司法書士法3条1項6号イ、同条2項などが、法務省で一定の研修などを受けた「認定司法書士」であれば、裁判所法33条1項1号で定める額(現在は140万円)を超えない簡易裁判所代理権を...

司法書士の業務範囲
「時の壁」撤廃へ 民事裁判 2015年08月26日

幼少期に性的虐待を受けた女性が加害者の親族を相手に起こした賠償請求訴訟をきっかけに、専門家への同様の被害相談が増えているそうです。ただ、時効など「時の壁」で訴訟や告訴を断念するケースもあり、女性は「泣き寝入りさせない社会に」と訴えています。 女性は弁護士とともに、被害者が成人するまで、刑事の公訴時効や民事の時効、除斥期間(じょせききかん)を停止するよう...

「時の壁」撤廃へ
本人訴訟 民事裁判 2015年08月04日

民事裁判は弁護士を代理人としなくとも、自分で訴状を書き上げ、訴訟を追行することができる。大変ではあるが。 本人訴訟で、被告が40名ほどもいるという損害賠償請求訴訟を起こされた。そのうちの一人が知人であって、受任したがひどいものであった。訴状の中身もそうだが、原告の訴訟態度の悪さが別格であった。 発端はこうである。あるイベントが開催され、原告も何百人もの...

本人訴訟
消せるボールペン 民事裁判 2015年06月02日

最近、消せるボールペンをよく使っている。パズルなどをするときに便利だ。ボールペンの頭部分についているプラスチック製の部分でこすると消える。一定の熱が加わることによって消えるという仕組みである。 この消せるボールペンで思い出したことがある。その当時は消せるボールペンなどない時代である。ある会社が、従業員に対して懲戒解雇を言い渡した。従業員側は、懲戒事由が...

消せるボールペン
公示送達 民事裁判 2015年07月10日

キーワード:公示送達(こうじそうたつ) 行方のわからない相手に対して、裁判を起こす。 そんなことができるのでしょうか。 それを可能にするのが、公示送達です(民事訴訟法110条以下)。 公示送達というのは、民事訴訟法上の送達の一種です。 送達とは、要するに、訴訟手続に必要な書類を相手方に送ることです。 そして、当事者の住所等が不明であっても、一定の公示手...

公示送達