訴訟で出す書類を表す用語の定義

User image 1 caulerpaさん 2018年12月14日 00時57分

1)損賠の控訴理由書の見本の中で「陳述書」との言葉を使ったものが有ります。
証人が書いた証言書以外に「陳述書」と言われる書類が有りますか。
あるいは
訴状、答弁書、準備書面、および控訴理由書の総称ですか。

2)他方、違和感がある用語として「書面」が有りますが、
別に特殊な意味を込めてあるわけではありませんから
「書類」と言えば良いのに何故これを使いますか。
積極的な理由の有無を。
文系分野で無理に専門性を訴えようとする心の現れですか。

3)「事件」と「事案」とで用法に差が有りますか

1)損賠の控訴理由書の見本の中で「陳述書」との言葉を使ったものが有ります。
証人が書いた証言書以外に「陳述書」と言われる書類が有りますか。

当事者が作成したものも陳述書です。

あるいは 訴状、答弁書、準備書面、および控訴理由書の総称ですか。

いいえ、あくまで証拠の書面です。
自分の経験を書面にして・・・・ということがありましたと書いた書面です。
文書の種類としては、証拠になります。

2)他方、違和感がある用語として「書面」が有りますが、
別に特殊な意味を込めてあるわけではありませんから
「書類」と言えば良いのに何故これを使いますか。
積極的な理由の有無を。
文系分野で無理に専門性を訴えようとする心の現れですか。

ごく一般的な法律用語です。

3)「事件」と「事案」とで用法に差が有りますか

前後の文章によるでしょう。

2018年12月14日 10時08分

1)「陳述書」
これは,書証として取り扱われますが,内容としては証言あるいは供述を書面にしたものです。証人尋問,本人尋問の時間短縮あるいは事前の裁判所,相手側の準備等の目的でもあります。陳述書でも,第一審で反対尋問を受けたものあるいは反対尋問の機会を与えられたものは,法廷で証言した内容と合わせて全体として裁判官の心証形成の証拠として扱われます。
なお,証人が書いた証言書というものは,陳述書のことか,あるいは,第一審での証言記録かと思われます。

2)「書面」
裁判所は,例えば民事裁判で言えば口頭主義があくまでも原則であり,書面はそれを補充するものです。例外的には法律で書面によることを求めている裁判上の法律行為はあることはあります。
したがって,準備書面の場合も口頭弁論で陳述つまり口頭で読み上げるのが原則ですが,書面提出及び法廷において陳述した旨を表明することで書面=陳述内容となるのです。
その意味では書面というのは法律的な意味があります。民事訴訟では,訴状,答弁書,準備書面等の事実,法律上の主張を記載したものを特に指して言うと考えてください。

3)「事件」と「事案」
裁判所に提訴した場合に,裁判所毎に事件番号の他に例えば損害賠償請求事件とか,地位確認請求事件等の請求内容を示す用語と共に事件という「名前」がつけられます。
裁判所は,当事者名と共に,事件番号と事件名から特定をしているのです。
裁判官,代理人弁護士,あるいは当事者が,当該の事件を本件事件とも本件事案とも慣用的にいうことがありますが,口頭であれ,書面の記載であれ,いずれでもお互いに何を指しているかは当然に理解できますから,その点では差はありません。

2018年12月14日 12時09分
補足質問
User image 1

caulerpa - 2018年12月14日 12時47分

ご教示に感謝します。

提出した書面はすべて、
法廷で口頭で述べた「ことにする」のであれば、
論理からは裁判所に出した「全ての書面は陳述書である」ことに成りますが、
さにあらずであって、
質問で書いた4種の書面「以外」の、
「主張を書いた書面」をそれらと分けて陳述書と言うのですか。
補足回答
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岡田 正樹 弁護士 - 2018年12月14日 13時18分

質問で書いた4種の書面「以外」の、
「主張を書いた書面」をそれらと分けて陳述書と言うのですか。→違います。陳述書は陳述書という表題をつけていますし,証拠として提出されたものです。4種以外にも証拠申出書,証拠説明書,文書送付嘱託申立書など書面はありますが,それらは陳述書ではありません。
くどいですが,陳述書は書証です。陳述という共通の言葉がありますが,陳述書は証人尋問あるいは本人尋問の際に,陳述書のとおりに証言したという意味の陳述です。書面は4種に代表されますが,本来は延々と法廷で口頭で主張を陳述するところを書面で代用しているのです。ただ,確かに法廷で陳述することで弁論に供されたと言うことになるので法思想的には根底では共通していますね。
余談ですが,口頭弁論の弁論ということも,弁ずるというのは口頭で主張と意見をお互いに対立構造で行うという意味です。歴史的には,日本にも影響を与えているヨーロッパ大陸法の法源ともなっているローマ法の裁判の方法にルーツがあるのだと思います。
補足質問
User image 1

caulerpa - 2018年12月14日 22時18分

お手数をおかけしますが、これで終わりです。
裁判で出したすべての書面は法廷で口頭で主張を陳述したことになりますから
後記例文の動詞「陳述され」はどういう状況であったことに成りますか。

読み上げることはありませんし、かといって、
日付が二つも書いて有るうちの前のものに動詞が使ってある理由がわかりません。

「原審口頭弁論終結の日である   日に陳述された同月   日付の1審被告の最終準備書面において」
補足回答
Resized avatar mini magick20180601 14817 ignl90

岡田 正樹 弁護士 - 2018年12月15日 03時44分

「原審口頭弁論終結の日である   日に陳述された同月   日付の1審被告の最終準備書面において」
日付を勝手に想定して入れました。
平成30年12月14日(原審口頭弁論終結の日である)に陳述
平成30年12月1日付1審被告の最終準備書面 において
簡単に「1審被告の最終準備書面」というところが,陳述することで裁判所に正式文書として受け取ったことになります。陳述前なら書面自体を撤回できます。
「原審口頭弁論終結の日である」という動詞を含む文章は,陳述がなされた平成30年12月14日を強調するためのものです。
これほどまで,日付を強調する意味は,明確ではなく,省略しても陳述された「1審被告の最終準備書面」によれば,だけで意味は通じるし,同じことです。おそらく,日付を入れがのは,最終準備書面の物理的な裁判所への提出日と陳述による正式な文書となった日の間隔が開いているのか,開いていないのか、いずれかを示したかったのかと想像します。もっとも,それが何かの意味があるのかは分かりません。

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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