民事訴訟の証人として証言させるには?

User image 1 匿名ユーザーさん 2015年07月25日 01時24分

 民事訴訟を起こそうと考えています。

 被告と友人関係にある人が、事件を目撃しています。その人に証人になってもらう必要があるのですが、正直な人で、被告に不利な証言でもしてくれそうなのです。

 しかし、お願いしてもダメだったときは、どうすればよいのでしょうか。無理にでも証言台に引き出すことは、できるのでしょうか。

 また、日当のようなものは出さなくてよいのでしょうか。



(50代:男性)

匿名弁護士

 証人とは、過去の事実や状態につき自己の経験により認識したことを、訴訟において供述すべき当事者および法定代理人以外の者をいいます。第三者として事件を目撃した人は、訴訟の当事者、法定代理人ではないので、証人となる資格を有します。

 ある人に証人となってもらいたいときは、裁判所に「証人尋問の申出」(民事訴訟法180条1項)をします。申出をするには、証人の証言によって証明すべき事実を特定するとともに、証人尋問にかかる時間などを明らかにしなければなりません。

 裁判所は、審理にその証人が必要だと考えて申出を採用するときは、期日(審理の行われる日)に証人を呼び出して、証人尋問を行います。



 裁判所から証人として呼び出された人が、証言するのがイヤだといってこれを断ることはできるのでしょうか。

 日本の裁判権に服する者には、原則として、出頭義務宣誓義務供述義務があります。これらを証人義務といいます(民事訴訟法190条)。証人義務は公法上の一般的義務なので、気が向かないから証言しない、などというわけにはいきません。正当な理由なく出頭しないときは、10万円以下の罰金または拘留に処せられることがあります。

 何らかの理由があってどうしても証言したくない場合には、証言拒絶の理由を説明しなければなりません(民事訴訟法198条)。裁判所は、当事者双方を尋問し、証言拒絶が正当か否かを判断します。

 裁判所が証言拒絶を認めないにもかかわらず、証言を拒否するときは、勾引(こういん)して出頭させることができます。この勾引には、刑事訴訟法の勾引に関する規定が準用されますから、もちろん証人の身体・名誉に配慮しなければならない(刑事訴訟規則68条)というものの、要するに実力を行使して、「無理にでも証言台に引き出す」ことができる、ということになります。



 証言し辛いことをあえて証言してくれるという人には、お礼の気持ちを表したいのが人情です。しかし、専門家に専門家としての証言を依頼するような場合でない限り、誤解を生む行為は避けるべきです。どうしてもお礼がしたいのならば、判決が確定し、紛争が完全に終わってからにしましょう。

2015年07月25日 01時24分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

関連Q&A

行為要求だけで提訴の問題点

民事裁判 2017年12月03日

1)慰謝料は要求せずに悪臭排煙の除去設備の設置と言う行為要求だけで提訴できるか。 2)この場合訴額は算定不能で160万になりますか。 3)慰謝料要求も付けたら訴額はそれの分「だけ」を書いて良いか。

民事訴訟: 訴状に添付する別紙

民事裁判 2017年11月28日

民事訴訟で損害賠償請求を検討中です。 訴状を作成するにあたり、医療費の内訳(各医療機関名や支払い額)や通院費(経路、交通機関、運賃)について、詳細を別紙で一覧にして記載したいと思っています。 その別紙については訴状に含むわけですが、「...

民事裁判場所について

民事裁判 2017年11月18日

民事訴訟の裁判場所についてです。 債権者住所が東京、債務者住所は九州です。 これから訴訟提起しますが、この場合裁判場所はどこになりますか? 九州での裁判になった場合、交通費がかなりかかりますが、 勝訴した際には、裁判にかかった費用を債...

訴訟費用に測定費用を含むか

民事裁判 2017年11月08日

悪臭被害の損賠訴訟で 市の委託での臭気指数測定はかなり強風時に行われたせいで規制血を1。0下回ったので 再度自分で測定を無風時に委託して行なった場合、 その料金は訴訟費用に含まれて取り返せるか。

問題は解決しましたか?

弁護士を検索して問い合わせる

弁護士Q&Aに質問を投稿する

民事裁判に強い弁護士

【初回法律相談無料】【24時間メール相談受付可能】【法科大学院講師】弁護士としての経験は11年目。依頼者に寄り...

【桜木町から徒歩5分】弁護士ランキング上位。口コミでのご依頼も多数。弁護士費用もわかりやすく、リーズナブルにご...

【初回相談無料】女性弁護士が親身に対応します

できない理由を見つけるのではなく,できる方法を一緒に考え,お手伝いさせていただきます。

《初回相談無料》お客さまの身近なパートナーとして、徹底サポートいたします。

交通事故の被害に遭われた方を徹底的にサポートします。

ページ
トップへ