刑事で正当防衛が成立すれば、民事の賠償責任もない?

Legalus編集部さん 2014年12月26日

 刑事裁判で正当防衛が認められて罰せられなかった場合、民事の民法709条の不法行為に基づく損害賠償責任は、どうなるのですか?正当防衛が認められたということは、不法行為ではないということだから、民事の責任もなくなるのですか?



(20代:男性)

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Legalus編集部

     ケースによっては、刑事上の責任を負わなくても、民事上の責任を負う場合がありえます。



     刑法上の正当防衛36条1項)と民法上の正当防衛720条1項)は、それぞれ異なる観点から規定されており、成立要件も異なるので、刑事責任は負わなくても、民事責任は負うという場合もあり得ます。



     刑法において正当防衛が成立するには、急迫不正の侵害に対する防衛行為であることが求められます。これに対して、民法における正当防衛は、防衛行為がどの方向を向いているのかはまったく問題とされていません。その点で、民法の方が、刑法よりも、正当防衛が認められる範囲が広いといえます。

     そのため、一般論としては、刑事で正当防衛が認められれば、民事でも正当防衛が認められやすい、つまり不法行為による損害賠償責任を負わない場合が多いとはいえるでしょう。

     ただ、双方の裁判はまったく異なる手続きで行われますし、裁判官も異なることから、刑事での正当防衛の認定のされ方次第や、新しい証拠や事情の有無などによっては、刑事上の責任は負わなくても、民事上の責任を負う場合というのも十分考えられます。

     また、刑事上の認定が正当防衛ではなく、防衛の程度を超えた手段がとられたとして、過剰防衛刑法36条2項)が認定された場合は、民事上の不法行為責任を負う可能性が高まるでしょう。

2014年12月26日

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