控訴が棄却されたケースで更に上告することにどのような意味がある?

User image 1 ライトオンさん 2017年01月08日 10時32分

 控訴が棄却されたケースで更に上告することにはどのような意味があるのでしょうか?
 控訴(高等裁判所)では、正しく判断してくれなかったが(棄却)、上告(最高裁判所)では正しく判断してくれるというようなイメージなのでしょうか?

現行制度では高裁までは事実審として事実認定を含めた判断を行ないますが、最高裁は憲法違反・判例違反等の法的判断を主たる目的とし、上告理由は制限されています。
もし、最高裁で事実認定に疑義があると判断した場合は、高裁に破棄差し戻しを行ないます。

控訴棄却の理由が、下級審で判断が分かれている法的解釈や、従前の判例が時代に合わなくなった等の理由に基づくものであれば、最高裁で破棄される可能性もないとはいえません。最高裁での破棄の例については、最近では、預貯金を遺産分割対象とするか否かの問題につき、従前の判例を変更して遺産分割対象とする旨の判例変更を行なった例があります(昨年12月19日大法廷決定)。

ただ一般論としては、最高裁で破棄されるケースは稀であり、通常の事案では高裁で事実上終了と言っても過言ではありません。

2017年01月08日 10時44分
補足質問
User image 1

ライトオン - 2017年01月08日 12時09分

 破棄自判というものは、事実認定も最高裁で行うというわけではないのでしょうか?
補足回答
Resized avatar mini magick20170419 15354 4y9nui

小川 智史 弁護士 - 2017年01月08日 16時23分

原審の事実認定は最高裁に対して拘束力があり(民訴法321条)、最高裁の破棄自判は、高裁の事実認定に誤りなしとした上で、法的判断等を行なうということになります(同法326条)。
補足質問
User image 1

ライトオン - 2017年01月08日 19時22分

 では、最高裁が自力で事実認定を行うことは制度場不可能であるということですか?
補足回答
Resized avatar mini magick20170419 15354 4y9nui

小川 智史 弁護士 - 2017年01月08日 19時32分

既に述べた通りであり、すいませんが無料相談の関係上、更なる回答は差し控えさせて頂きます。

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

関連Q&A

土地を孫に毎年分割贈与する方法

裁判・法的手続 2021年02月08日

土地を百万円分づつ孫に毎年贈与することはできますか。 可能ならばやり方をご教示ください。 とくに登記所は関係するのか、 するならば申請書とともに贈与部分の区画を描いた図面も出すのかが最も気になります。

強制執行手続きについて

裁判・法的手続 2021年02月03日

離婚をする際に、執行認諾文言付き公正証書を作成し、毎月の生活費の補填を確約の上で離婚しましたが、履行されていません。他にも履行されていない条文があります。元夫に対し強制執行したいと思っておりますが、手順が分かりません。弁護士先生に介入...

違憲審査

裁判・法的手続 2021年01月09日

違憲審査について 個別具体的な被害があったときに違憲審査できるんだよと言われたのですが、例えば条例が法律と内容が重複するものであったとしても、それにより被害を被らない限り、違憲審査は絶対でいないということなのでしょうか。

違憲審査

裁判・法的手続 2021年01月09日

違憲審査について 個別具体的な被害があったときに違憲審査できるんだよと言われたのですが、例えば条例が法律と内容が重複するものであったとしても、それにより被害を被らない限り、違憲審査は絶対でいないということなのでしょうか。

弁護士Q&Aを検索

問題は解決しましたか?

弁護士を検索して問い合わせる

弁護士Q&Aに質問を投稿する