【不貞】浮気の証拠ってどこまで必要?
[投稿日] 2020年05月21日 [最終更新日] 2020年06月03日離婚問題や男女問題では、パートナーの浮気を原因とするトラブルがあります。
浮気を原因とした離婚、内縁関係の破棄では、クライアントの方は非常に精神的に傷つかれ、立ち直れない程のショックを受けられていることが多いのです。
そのような中でよくご相談を受けるのが、証拠はどこまで必要かということです。
もちろん、浮気現場であるラブホテルから出てきたパートナーと浮気相手を捕まえ、その場で浮気を認めさせ、謝罪をさせたという方もいます。
携帯電話のメールのやりとりで性交渉を伺わせる履歴の写真を撮ったという方もいらっしゃいます。
でも、そこまでの確たる証拠がない、あの人と怪しいと思っているけど、どうしても証拠が掴めないというクライアントの方も多くいるのです。
そうした場合、どのようなものが証拠となるのでしょうか。
また性交渉が確実にあったと思わせる証拠が揃っていないと、浮気は認められないのでしょうか。
証拠を掴むために探偵を雇った、探偵に調査料として100万円を支払った、という方も時々いらっしゃいます。以前、一番高い調査料では500万円を支払ったという方もいらっしゃいました。
しかしながら、探偵に高額な調査料を支払ったとしても、不貞(浮気)に基づく慰謝料の相場は皆さんが思っているほど高いものではありません。
事情によっては100万円以下の慰謝料の判決が出ることもあり、探偵に支払った調査料のほうが高かった、というケースもあります。
このため、直ちに探偵に調査を依頼するのが得策かというと、費用の面ではあまり得策ではないことが多いのです。
それでは、身近なところからどのようなものが浮気の証拠となるのでしょうか。
当職が今まで経験した中では、下記のようなものが証拠となりました。
■携帯電話の通話履歴(どれくらいの頻度で通話していたのか、通話時間はどれくらいか、が分かると良いでしょう)
■携帯電話やパソコンのメールの履歴(もちろん、性交渉を示すものがあれば良いですが、それ以外にも親密な関係を示すやりとりでもOKです)
■クレジットカードの利用明細、レシート(ラブホテルのレシートが出てくることは少ないですが、飲食店のレシート、コンビニのレシートなどでも、日付や場所などから行動を推測するのに有用であったりします。)
■フェイスブックやインスタグラムなどのSNSの投稿履歴
などなど
パートナーの浮気を疑った場合、浮気の証拠を探すことは、自分自身を精神的に傷付けることでもありますので、辛いかも知れません。
しかし今後、浮気が確定した場合にパートナーと別の人生を歩んでいこうと思われている場合には、やはりある程度の証拠は掴んでおいたほうが良いでしょう。
パートナーが浮気をしているかもしれない。今後、どうしたら良いか分からないとご不安を感じられた方は、まずはご相談ください。
ゆっくりと、お話をお伺いさせていただき、これからのアドバイスをさせて頂きます。
寺田 玲子 弁護士
コラムの内容は更新時のものであり、最新の情報と異なることがあります。
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寺田 玲子 弁護士 (高松まちかど法律事務所)