弁護士コラム

【認知】実の父親だが認知をして欲しくない!

[投稿日] 2020年10月23日 [最終更新日] 2020年10月23日

父と母が結婚をせずに子どもが生まれた場合、子は、当然に母の戸籍に入り、親権者は母となります。

父親が認知をしない場合、子の戸籍上、父の名は空欄となります。

父親が認知をしなければ、子の父が誰であるか戸籍上は分かりませんので、母親が、子の実の父親に対して養育費を請求したいと思っても調停の申し立てなどは出来ません。

まずは子の父親が誰であるか、確定させる手続き、すなわち認知請求の調停を申し立ててくださいと言われてしまいます。

このため、父親が任意に認知をしてくれない場合、母親は子の父親に対して認知請求の調停を申し立てます。

調停が成立しなければ、認知を求める裁判を申し立てることとなります。

そして、父親が子を認知したことによって戸籍上、子の父親の欄が埋まり、母親は子の父親に対して養育費の請求をすることが出来るのです。

 

では、養育費なんていらないから、あの男との縁を一切切りたい!子の認知なんてしないで欲しい!!というケースではどうすれば良いでしょうか。

実は、任意認知は父親からの認知の届出があれば、原則として認められます。

ただし子が20歳以上の場合は、子の同意が必要です。

母親が、子の実の父親であっても認知してほしくない!と言っていても、認知届の不受理届などの制度はなく、勝手に認知されてしまうのです。

これは、認知という制度が子の利益になると考えられているためです。

しかしどんな人からでも認知されうるというのも、どうなのでしょうか・・・考えものですね・・・

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寺田 玲子 弁護士

取扱分野
離婚・男女 交通事故 犯罪・刑事事件

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