弁護士コラム

木村花さんへの誹謗中傷に対し、投稿者に損害賠償支払命令判決 弁護士 高谷滋樹

[投稿日] 2021年05月30日 [最終更新日] 2021年05月30日

インターネット上での誹謗中傷は、日々存在し、弊所でも多くの御相談をお受けしております。

 

報道によれば、

恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演していた木村花さんが亡くなった後、Twitterで花さんを中傷する投稿をしたとして、花さんの母・木村響子さんが投稿者に対し約294万円の損害賠償を求めた民事訴訟で、東京地裁は5月19日、投稿者に慰謝料など129万2000円の支払いを命じました。

被告から反論は出ず、答弁書の提出もなかったため、響子さんの主張が認められました。

訴状によると被告は、「テラハ楽しみにしていたのにお前の自殺のせいで中止。最後まで迷惑かけて何様?地獄に落ちなよ」などとTwitterに投稿しており、ツイートが花さんに対する侮辱的表現として、社会通念上許容される限度を超え、遺族である響子さんの敬愛追慕の情を侵害しているとして、被告に対し慰謝料200万円などを含む約294万円の損害賠償を求めていました。

判決文によると東京地裁は、響子さんに生じた精神的苦痛に対する慰謝料については50万円、弁護士費用は5万円、さらにTwitter社などに対する開示請求訴訟で要した74万2000円を合算して計129万2000円の支払いを命じました。

響子さんの代理人弁護士(東京の弁護士)は、慰謝料50万円という損害額は、多くの事例では一桁、多くても10万円程度の賠償となっていたこれまでの裁判例と比べると高いとし、今回の事案の重要性が認められたのではないかとしています。

響子さんは、裁判所に認められたことへの感謝の気持ちを述べる一方で、一度誹謗中傷を受けて心を病んでしまったときに、一生治らないかもしれない心の傷を負ってしまうことを考えると、慰謝料の相場自体が低いという議論が必要なのではないかということを指摘しています。

 

とのことです。

 

インターネット上での法律問題は、従来の法律での枠組みでは収まらない問題が多々ありますので、

独自の法整備が必要となります。

 

インターネットの問題に果敢に取り組んでおります。

 

弁護士 高谷滋樹

 

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高谷 滋樹 弁護士

取扱分野
借金・債務整理 交通事故 労働

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