息子が死んだ事に対する慰謝料は、各家族が請求できる?

Legalus編集部さん 2016年02月16日

 息子が自殺をし、息子の自殺は過労によるものであると労災が認めてもらえました。息子が勤めていた会社に対して、慰謝料を請求する場合の慰謝料ですが、被害者の父も母も妹も悲しみは別々にあります。慰謝料の相場は2000万円程度ときかされましたが、納得できません。残された家族別々に慰謝料は請求出来るものですか。



(60代:男性)

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Legalus編集部

     民法711条で、父母・配偶者・子に関しては固有の慰謝料請求権が認められています。

     また、711条の請求権者の範囲については、実質的に見て711条に列挙されている者と同視できる者も含まれます(最判昭和49年12月17日)。例えば、内縁配偶者、事実上の親子、親代わりに面倒を見てきた兄弟姉妹などです。

    そして、711条の慰謝料請求権近親者固有の請求権ですので、各近親者が個別に請求する事が可能です。もっとも判例による限り、妹さんが711条の請求をするには、お兄さんに対して経済的に援助をしてきたなどの特別な事情が必要となります。



     また、各近親者の慰謝料請求が認められるとしても、各人の2000万円の請求の全額が認められるのは難しいでしょう。例えば、交通事故の場合、慰謝料は被害者の属性等に応じて基準額が定められています。この基準額は、死亡した被害者本人分の慰謝料と近親者固有の慰謝料の総額として定められているので、近親者慰謝料の請求権者が増えても基準額内部での配分が変わるだけで、直ちに総額が増えるわけではないのです。そして、今回の慰謝料もこれと同様に考える事が出来るので、各自に2000万円全額は認められないと考えてよいでしょう。

2016年02月16日

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