有給休暇の上限日数について

User image 1 lu_db8c86cbさん 2018年10月18日 12時08分

有給休暇について質問します。
今勤めている会社で20年働いていますが、年間の有給休暇が20日です。
毎年20日は付与されますが、前年度に数日有休が残っていても20日以上の日数になることはありません。
これは法律上正しいのでしょうか?
法律違反の場合、会社に罰則はあるのでしょうか?

就業規則に定めがない場合、労働基準法上は年間20日までとされています(39条1項・2項)。
もっとも、前年度未消化の年休がある場合は翌年度に繰り越しされて加算します。繰り越された年休については、行使可能となった日から2年を経過すると消滅時効が成立します(同法115条)。

違法に年休請求権の行使を妨げた場合は罰則があり、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金に処せられます(同法119条1号)。
また、労働基準監督署による行政指導・行政処分の対象となります。

なお、来年4月1日施行予定のいわゆる働き方改革法においては、使用者側において、年5日以上時季を指定した上で、労働者に有給を使用させる義務が発生します。

2018年10月18日 15時45分
補足質問
User image 1

lu_db8c86cb - 2018年10月18日 16時23分

就業規則に年間20日までとするとあれば、前年度に10日残っていて、今年度20日付与されても、30日にならないで20日でも問題ないということでしょうか?
補足回答
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小川 智史 弁護士 - 2018年10月18日 16時30分

就業規則において労働基準法所定の基準よりも多く定めることは可能ですが、労働基準法の下限を下回る内容は認められず、労働基準法の定めによることになります(同法13条)。
したがって、前年度残年休の繰り越しを認めない内容の就業規則は無効となります。
先のご回答は、厳密には「労働基準法の基準を上回る内容の就業規則の定めがない場合」という意味になります。

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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