有給休暇の取得を月1回だけと制限できるの!?

Legalus編集部さん 2014年01月07日

 大手スーパーで非正社員として働いていますが、私のいる売り場のマネージャーが パートやアルバイトの有給休暇の取得に対し、特別な理由がない限り月1回しか認め ないとしているため、月2回以上の有休の申請すらできない状態ですが、これは違法ではないでしょうか。



(40代:女性)

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Legalus編集部

     有給休暇は、労働者が希望する日に取得できるのが原則です。


     ただ、労働者が一斉に有給休暇を申請した場合など、いついかなる場合も労働者の希望だけを聞いていたのでは、会社としても色々と不都合が生じます。

    そこで、労働者の希望する日に有給休暇を与えることが「事業の正常な運営を妨げる場合」に限り、会社はその日に有給休暇を与えなくても良いとされています(時季変更権の行使労働基準法第39条4項)。

    この「事業の正常な運営を妨げる場合」にあたる為には、(1)その労働者がその日(有給休暇の取得を希望する日)に労働することが、その労働者の担当業務を含む相当な単位の業務(課の業務や係の業務)に必要不可欠であり、且つ、(2)代替要員を確保するのが困難であること、が必要です。


     つまり、業務運営に不可欠な人からの有休休暇の申請であっても、会社が代替要員確保の努力をしないまま有給休暇を認めないことは許されません(弘前電報電話局事件。最判昭和62年7月1日)。又、人員不足のために代替要因確保が常に困難であるという状況であれば、年休権を保障する労働基準法の趣旨より、そもそも会社は、労働者からの有給休暇の申請を常に認めなければならないと考えられます。


     ですから、あなたのお勤め先である大手スーパーさんの従業員の配置状況や売り場のマネージャーが、パートやアルバイトの有給休暇の取得に対し、特別な理由がない限り月1回しか認めない理由が判りませんので推測にすぎませんが、売り場マネージャーによる有給休暇取得の制限行為は、違法である可能性が高いでしょう。

2014年01月07日

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