突然辞めたアルバイト店員に損害賠償請求できる?

Legalus編集部さん 2015年04月15日

 当方小さい(客数40名)居酒屋をやっております。 先日、当店で長期にわたり(1年以上)働き続けているアルバイト1名が、メール1通で『辞めます』とだけ送ってきて退職しました。そのため人手不足となり店がうまく回らず、お客様に多大な迷惑をおかけしました。怒って帰られるお客様もおられました。

 辞めたアルバイト店員は、1年以上も働いているので、一人のアルバイトが居なくなることで店が回せなくなるのは、十分に理解しているはずです。明確な被害額は分かりかねますが、何らかの損害賠償請求をする事は可能でしょうか。



(30代:男性)

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Legalus編集部

     労働法規には労働者による労働契約の解約についての規定はありません。そこで、今回の様な場合には雇用契約の原則を規定している民法が適用されることになります。

     民法の規定によると期間の定めのない雇用契約の場合、特に理由がなくてもやめたいときにその旨を申し入れ、その2週間後に辞めることができます(民法627条1項

     アルバイトは期間の定めのない雇用契約にあたるので、民法627条1項が適用されると考えられます。

     今回の場合、アルバイト店員はメールで辞める旨を相談者に告げその後出勤しなかったとのことですので、相談者と当該アルバイト店員との間の雇用契約はその申し入れから2週間の間は存続していたことになります。つまり、メールが来てから2週間は有効な雇用契約が存続しているので、その期間当該アルバイト店員には労働する義務があったことになります。それにもかかわらず、出勤してこなかったのですから、当該アルバイト店員は雇用契約による労働義務を果たしていないことになります。

     したがって、相談者はこの2週間の間に彼が労働義務を違法に提供しなかったことによって生じた損害を請求することができます。

     ただし、損害額の算定及び労働義務の不履行と損害との因果関係の立証は困難であると考えられます。



     また、相談者がアルバイト店員に対して損害賠償請求できるとしても、この損害賠償と相談者がアルバイトに支払う(未払い分の)賃金とは相殺することはできません(関西精機事件 最判昭和31年11月2日)。

2015年04月15日

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