職場からの選挙投票強制

User image 1 けんた。さん 2019年07月07日 09時18分

職場がある政治家を応援しています。選挙投票日当日は投票に行くのを忘れる可能性があるので、期日前投票に行って投票済証明書をもらって提出してほしいと職場から言われています。職場が応援している政治家や政党に入れろとは言われてないのですが、投票済証明書を提出したら記入するリストまで作成しています。半ば強制だと思います。
過去のここのご質問で同じような事があったのを見たのですが、職場のこういった行為は憲法とかに抵触するのではないでしょうか?
よろしくお願いします。

私は,職場の行為は,憲法が定める選挙の自由および思想良心の自由を侵害するものだと考えます。その理由は以下のとおりです。
1 職場は,各個人にとって労働者としての公の場です。しかし,それに対して,どのような政党・政治家を支持して投票するかは,私の部分です。まったく私の部分に対して期日前投票をあたかも勧めるようにしてチェックリストを作成しているのは,公民権行使を奨励することを逸脱しての管理行為です。私の部分対する過度な干渉です。
2 選挙の自由,投票の自由は,具体的な候補を選択する自由のみならず,投票をしない自由および支持する政党を持たない自由を含むものです。御指摘のような半強制的な職場の行為は,それを侵害するものです。
3 職場が応援している政治家や政党は,明らかになっているわけですから,1,2が合わされば,事前投票を半強制して,よほどの別の応援する政党や政治家を持つ人以外のいわゆる無党派あるいは無関心派の人たちには,同調圧力として働くはずです。
実際に,具体的な政党・政治家名を挙げて事前投票を呼びかければ投票依頼となり公選法上の問題が出てきますから,極めて巧妙な同調圧力を利用した間接的な投票依頼の行動とも同視できます。

以上から,明らかに職場のやり方は,職場ぐるみの半強制的な投票依頼行動を実質行っているものと言え,憲法に違反するものと言えます。
ただし,選挙管理委員会が公選法違反として捉えるかどうかは,別の問題です。
あくまでも,公民権行使のキャンペーンである,具体的な投票依頼をしていないと言われれば,その通りでもあり,やめさせるのは法的には困難がありそうです。

2019年07月07日 17時46分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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