ゲームのグラフィック制作委託業務を受注し、賃金支払いを拒否されました。

User image 1 アンジェラさん 2017年02月09日 03時55分

初めまして。現在直面している問題でとても困っております。
是非皆様のお知恵を拝借し、解決に導いて頂きたく、書き込みを決心しました。

私は数ヶ月前、とあるゲーム会社から、
ゲーム中に使用するグラフィックスの制作の依頼を受けました。
メールでのやりとりの上、賃金は一枚につき幾らと説明を受け、
また別途画像で約款を頂戴し、合意をして制作を受注、開始しました。

約款に記載されている検収についての文面には、

本件業務により制作され納入を受けた企業は、納入後15日以内にその検収を行い、承認の場合はその旨を雇用者に通知し、それにより検収を完了したものとする。
不承認の場合はその旨を通知し、その修正を雇用者に求める。

とあります。

私は指定されたグラフィックス数点を納品、その翌日にプロジェクトの中止となった事を知らされました。
プロジェクトはペンディングとなり、再開の目処が立つ確立は低いそうです。
そこで、納品分の支払いを求めたところ、支払いを行うには上記約款の文の通り、検収を行った上で初めて支払い義務が発生するもので、
現段階ではプロジェクトの停止により検収も行えず、支払いを行う事が出来ないとの回答を受けました。
本来検収を経た上で支払われるべき額は6桁になるため、またグラフィックス制作に費やした時間も長く、支払いを受けるつもりで生活をしてきたため、大変困っております。
企業は恐らく、このままプロジェクトの話を再度持ち出す事はせず、うやむやに終えようとしているようなのですが、然るべき支払いを受ける事は適わないのでしょうか。

どうぞお知恵をお貸し下さい。
宜しくお願い致します。

本件はグラフィックス作成の請負契約ということになりますが、請負契約の場合、仕事が完成し、製品の引渡しと同時に報酬の支払がなされるのが原則です(民法632条、633条)。

ただ、上記約款により、報酬支払いに関する特約があり、検収が完了するまで仕事が完成していないと解釈することになるかと思います。
注文者は仕事の完成前には解除権を有しますが、注文者都合により解除する場合は、請負人に生じた損害を賠償する必要があります(民法641条)。

本件では、実際に検収して問題がなければ本来の報酬全額になると思いますし、仮に問題がある場合はその分を控除した金額位なると思いますが、注文者への損害賠償請求は可能と思われます。

注文者である企業との直接交渉でらちが明かない場合、弁護士に依頼すると費用倒れになるという事であれば、簡易裁判所での民事調停や訴訟を行なう必要が生じると思われます。

2017年02月09日 08時30分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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