出張の移動時間の取扱い

User image 1 にのみーさん 2017年06月28日 01時39分

ほぼ、毎週の日曜に仕事先へ移動する場合、業務車両を運転するスタッフには移動時間を時間外手当として支給されているが、同じく同乗する人間には旅行として出張手当のみ支給されています。運転という業務の違いはあるとしても拘束性があると思われますが、同乗者は勤務時間として扱われないのでしょうか?

通勤に該当せず,業務命令の遂行として同乗する場合は,拘束性があり,勤務時間に含まれます。
あるタクシー会社は,客待ちの時間を勤務時間に含めていなかったので,訴訟をしたことがあります。
その時は,和解で解決しました。訴訟の中で,会社側証人は会社側に迎合した証言をしましたが,
反証をつきつけてその証言の嘘を暴きました。
弁護士 寺谷 英兒

2017年06月28日 08時40分

 結論として、労働時間とは認められない可能性があります。
 行政通達は、「出張中の休日はその日に旅行する等の場合であっても、旅行中における物品の監視等別段の指示がある場合の外は休日労働として取扱わなくても差し支えない」(昭和23年3月17日基発461号、昭和33年2月13日基発90号)としています。
 裁判例も行政解釈と同様の判断を示す傾向にあります。

 休日における出張先の移動については、特に公共交通機関を利用する場合は本を読んでも音楽を聴いてもよい時間であるので、労働時間と評価されないのが一般です。
 そのため企業によっては、時間外労働手当や休日労働手当ではなく、出張手当を支給しています。

 社用車の同乗者については、場所的な拘束性があるにせよ、自由に時間を過ごすことができるので、公共交通機関と同様に、労働とは認められない可能性が高いです。
 しかし、車内で出張先での用務に関する準備作業をする、準備のために打ち合わせをすることが命じられているのであれば、労働と認められます。また、運転手が運転に支障があるときは直ちに運転を交代しなければならない場合は、手待ち時間(待機時間)として、労働と認められることもあります。
 このような特別な事情がないのであれば、会社が労働時間と扱わず、出張手当のみを支給することが違法とまではいえません。

2017年06月28日 18時05分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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