債務整理

楽天銀行カードローンの債務整理|任意整理手続きから生活設計までの全ガイド

楽天銀行カードローンの債務整理|任意整理手続きから生活設計までの全ガイド

楽天銀行カードローンで借入をしたものの、何らかの理由で返済が難しくなり頭を抱えている方々は多いはずです。債務整理で解決を図ろうと検討中の人がいるかもしれません。

楽天銀行カードローンとは、楽天グループの楽天銀行が提供するカードローンです。

基本的に担保・保証人不要、保証料0円、カードローンの借入時に提携金融機関を利用するとATM手数料が無料と、利用者に配慮したサービスを用意しています。

また、利用残高に応じて楽天ポイントが進呈される等、ポイントを貯めている人にはお得なサービスもあります。

しかし、便利な楽天銀行カードローンの場合も、借入による利息が重い負担となるリスクはあります。

そこで今回の記事では、楽天銀行カードローンが債務整理(任意整理)の申し出に応じてくれるのか、交渉の手順や注意点等を紹介します。

私達がリサーチした内容をまとめたこの記事を読めば、楽天銀行カードローンを対象とした任意整理の成功事例、法律の専門家のサポートを受ける有効性等もよくおわかりになるはずです。

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楽天銀行カードローンで債務整理は可能?

債務整理の中で「任意整理」だけが裁判所が関与せず、楽天側との交渉により和解を図る方法です。

楽天は任意整理に協力的な債権者と言われています。将来利息の全額カットはもちろん、返済期間は長めの5年(分割払い60回)まで認めてもらえるケースが多いです。

そのため、任意整理で支払い負担をかなり軽減できる可能性があります。

一方、裁判所が関与する「自己破産」「個人再生」は、たとえ楽天カード側が債務者(お金を借りた人)の申立てに反対しても、債務整理の手続きに協力しなければいけません。

楽天銀行カードローンってどんなもの?

楽天銀行カードローンの商品概要は下表の通りです。

楽天銀行カードローンの借入 内容
商品名 楽天銀行スーパーローン
融資限度額 ~800万円まで(10万円単位)
借入利率 年1.9%~14.5%
取引期間 1年間(自動更新)
返済方式 残高スライドリボルビング返済方式
遅延損害金 年利19.9%

楽天銀行カードローンは、一般的な消費者金融よりも、借入利率が最高14.5%(消費者金融は利率が最高18%程度)と低く設定されています。

また、返済方式は残高スライドリボルビング方式を採用しています。残高スライドリボルビング方式は、毎月の返済額が利用金額の残高に応じて変わっていく仕組みです。

この方式は返済を進め借入残高が減ると、毎月返済額も減少するのがメリットです。しかし、毎月返済額は減るものの返済期間が伸び、トータルで支払う利息の総額が増えやすいデメリットもあります。

債務整理って何?基本を知ろう

債務整理とは、債務者が楽天カード側と直接交渉して借金減額を図ったり、裁判所へ申し立てて借金の免除・減額をしてもらったりする借金救済制度です。

債務整理には次の4種類の方法が用意されており、それぞれに特徴があります。

債務整理 特徴 整理対象範囲 裁判所の関与 手続完了の期間
任意整理 債務者と楽天銀行をはじめとした債権者とが交渉し、和解を図る債務整理 交渉相手を選べ、和解が成立した相手だけに効果が及ぶ × 3~6ヶ月
自己破産 地方裁判所に申立て、借金全てを免除してもらう債務整理 全借金・全債権者が対象 (1)同時廃止事件
3~4ヶ月

(2)管財事件・少額管財事件
6ヶ月以上

個人再生 地方裁判所に申立て、借金の大幅な減額が期待できる債務整理 全借金・全債権者が対象 1年以上
特定調停 簡易裁判所に申立て、裁判所の調停のもと、楽天をはじめとした債権者との話し合いで和解する債務整理 交渉相手を選べ、和解が成立した相手だけに効果が及ぶ
※仲裁のみ
3~4ヶ月

任意整理と特定調停は、楽天をはじめとした債権者(お金を貸した側)との交渉で和解を目指す方法です。双方とも交渉相手を選べ、個別に交渉ができます。

一方、自己破産・個人再生は裁判所に申立て、借金の減額または免除の手続きが進行します。交渉相手は選べず、全借金・全債権者が債務整理の対象です。

そのため、債権者側から大きな反発が予想される点に注意しましょう。

楽天銀行カードローンの債務整理:具体的な手順

こちらでは債務整理を行う前に把握しておくべき事柄、債務整理以外の対処法、任意整理による和解の手順等について解説します。

債務整理を考える前に知っておきたいこと

楽天銀行カードローンを任意整理すると、いつも利用している楽天カードと共に債務整理が必要となります。

この場合、債務者名義の楽天銀行の口座が一時的に凍結されてしまいます。口座が凍結されれば、一般的に次のような取引はできません。

口座が凍結されるとできない取引
  • 預金引き出し
  • ATMを利用した取引
  • 給料・公的給付(年金等)の振込
  • 公共料金・保険等の引落

そのため、任意整理の開始前に預金を引き出し、いろいろな料金の引落や給料振込等に利用する口座を変更しておいた方が無難です。

口座が凍結されてしまうと、残っていた預金残高が楽天銀行カードローンの残債務と相殺されてしまいます。債務者本人や家族の生活に影響が及ぶ可能性も出てくるので、注意しましょう。

なお、口座凍結は基本的に1〜3ヶ月程度で解除されるはずです。その後、通常通り銀行取引が可能になります。

一方、楽天銀行カードローンを利用していなければ、たとえ楽天カードを任意整理しても口座が凍結されることはありません。

返済が難しくなったら?楽天銀行カードローンの対処法

楽天銀行カードローンの借金問題の解決には債務整理だけでなく、いろいろと方法があります。債務整理前に次のような方法が可能かよく検討しておきましょう。

  • 一括返済
  • 随時返済
  • 過払い金による返済

それぞれの返済方法について解説します。

一括返済

一括返済とは、残りの借金を全額いっきに返済する方法です。楽天銀行カードローンでも一括返済が利用できます。

次のような方々は一括返済を検討した方が、利息の負担を大幅に軽減できるはずです。

  • ボーナスでまとまった金額が受け取れる給与所得者
  • 取引先から多額の売掛金が回収可能な個人事業主

これらの臨時収入を利用し、まとめてお金を支払った方が、「元金+最低限の利息」で返済が可能です。

ただし、一括返済するためには、借入残高を0円にしなければいけません。1円でも残っていると、完済にはならないので注意しましょう。

楽天銀行カードローンの支払方法には、「提携ATMからの返済」「インターネットからの返済」「振込での返済」があります。

いずれの方法でも1円単位で返済が可能なので、残りの借金額をよく確認してから返済しましょう。

一括返済後は、楽天銀行の支払方法に従い返済しているので、融資限度額に余裕があるなら、再び借入が可能です。

随時返済

一括返済はなかなか無理、という債務者には「随時返済」という方法も認められています。

随時返済とは、毎月決まった返済額(最低返済額)よりも多く返済する方法です。

一括返済ほどではなくとも、随時返済をすると返済額が多くなるので、借金額の減少が早くなります。結果、返済回数が減らせて利息も抑えられます。

随時返済も、提携ATM・インターネット・振込返済が可能です。

過払い金による返済

過払い金とは、利息制限法の上限金利で算定される金利額を超え、余分に支払ったお金を指します。過払い金の発生が認められた場合、基本的に完済または返済中であっても返還請求が可能です。

ただし、楽天銀行カードローンは銀行のカードローンなので、過払い金は100%発生しません。なぜなら銀行のカードローンは、過払い金の対象外だからです。

一方、債務者本人が複数の銀行・消費者金融等から借入をしていた場合、特に消費者金融との借入契約で過払い金が発生していないか確認してみましょう。

消費者金融から2010年6月17日以前(出資法・貸金業法の改正前)に、借金をしたケースがあれば、過払い金が発生している可能性もあります。

過払い金が判明し、原則として借金完済後10年以内なら返還請求ができます。

消費者金融等から返ってきたお金を、楽天銀行カードローンの残りの借金に、一括返済または随時返済と言う形で充当しても構いません。

消費者金融へ完済した後に請求する過払い金ならば、債務者本人の信用情報に傷がつく(ブラックリストに載る)心配もないので安心です。

ただし、過払い金の調査や正確な算定は、弁護士・司法書士のような法律の専門家に依頼した方が無難です。

和解の流れと条件を知ろう

楽天カード側と任意整理を交渉する場合、取り立ててどのような手続きを踏むかは法定されていません。

しかし、債権者である楽天銀行が納得できる返済計画を立てられない場合、和解はとても難しくなります。

任意整理の流れ

任意整理は一般的に次の流れで進められます。

債務者が返済計画案を作成しておく

楽天カード側に任意整理を申し出

楽天カード側と交渉開始(返済計画案の修正を求められる可能性あり)

和解条件に双方が合意

合意書を取り交わし和解成立

もしも、和解が不調に終われば簡易裁判所から調停してもらい、楽天カード側と交渉する「特定調停」も可能です。ただし、再び交渉が決裂する可能性はあるでしょう。

債務整理を進めたいならば、自己破産・個人再生を地方裁判所に申し立てる方法があります。

自己破産・個人再生を行うならば、楽天銀行だけを相手に選択する方法はとれず、全借金・全債権者を対象に債務整理が行われます。

裁判所で手続きを進めるため、任意整理以上に書類の収集・作成に手間を要し、手続き完了までに1年以上かかるケースもある点に注意が必要です。

任意整理で軽減が期待できる内容

債務者本人には、いろいろな利息や損害金が発生しているはずです。任意整理でカットが可能かどうかをみてみましょう。

利息・損害金 内容 カットの可能性
将来利息 任意整理の和解成立~借金完済までに発生予定の利息 全額カット
経過利息 最後の返済日~任意整理の和解成立日までに発生した利息 カットの可能性あり

※取引期間が5年以上あり、任意整理を開始してから3ヶ月以内に和解できた場合

遅延損害金 返済を延滞したペナルティとして課せられる損害賠償金 カットの可能性あり

※取引期間が5年以上あり、任意整理を開始してから3ヶ月以内に和解できた場合

楽天銀行カードローンの場合、楽天カード側は協力的で返済計画案が和解条件を満たしていれば、基本的に将来利息の全額カットが期待できます。

その他、取引期間が5年以上あるという債務者で、早期和解(3ヶ月以内)が可能なら、経過利息・遅延損害金もカットしてもらえる可能性があります。

また、返済期間も長めに認めてもらえる場合が多く、概ね5年(60回分割払い)または6年(72回分割払い)の返済が期待できます。

任意整理の条件と注意点

楽天銀行カードローンの任意整理を申し出た場合、楽天銀行の債務者名義の口座が凍結される他、和解の際の条件等をよく確認する必要があります。

(1)毎月の返済額は最低3,000円以上が条件

和解後、返済する毎月の支払額には最低金額が設けられています。楽天銀行カードローンの最低金額は3,000円です。そのため、借金が少額ならば分割回数は60回以下となる可能性もあるでしょう。

(2)取引期間3年未満の場合、返済期間が短くなる傾向

取引期間3年未満ならば、3年以上の長期分割になかなか応じてもらえないケースもあります。

もし、取引期間が短い状態で長期分割を申し出る場合は、現在の債務者本人の収支状況・他の債務状況等を楽天銀行に詳しく説明し、交渉する必要があるでしょう。

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債務整理後の生活はどうなるの?

任意整理をはじめとした債務整理が認められれば、借金の減額や免除が可能です。ただし、その後の生活に影響が出るおそれもあります。

債務整理後の生活への影響をよく把握してから、手続きを進めた方が良いでしょう。

こちらでは、債務整理中の楽天銀行カードローンは利用できるのか、信用情報、債務整理のリスクへの対策を解説します。

債務整理中の楽天銀行カードローン:借りられる?制限は?

楽天銀行カードローンを任意整理の対象としたならば、任意整理中はもちろん、完済から5年以上が経過しても、楽天銀行カードローンの利用や楽天カードの再発行は、ほぼ不可能となります。

これは自己破産・個人再生・特定調停をした場合も同様です。

楽天銀行カードローンを任意整理すると、任意整理した段階で新たな借入はできず、利用していた楽天カードも強制解約となってしまいます。

なぜなら、楽天グループ独自の顧客情報に、任意整理したという事実が記録・共有されるからです。

楽天グループの顧客情報に載った情報はずっと登録され続けます。そのため、ほぼ永久に楽天グループの関連企業が扱うローン、クレジットカードは利用不可能となるのです。

ただし、ローンやクレジットカードとは関係のない、楽天銀行への預金等は利用できます

債務整理と信用情報:ブラックリストって何?

任意整理をはじめとした債務整理を行えば、楽天グループのローン・クレジットカードはもちろん、一定期間にわたり他の銀行・消費者金融等のローン・カードサービスも、利用できなくなります。

ローン・カードサービスを利用できなくなる仕組みや、いわゆる「ブラックリスト」の確認方法を解説しましょう。

信用情報と信用情報機関

信用情報とは、債務者本人のローンやクレジットカードの取引に関する履歴です。

新規にローンやクレジットカードを作成する場合、銀行や消費者金融、信販会社等が信用情報でチェックするのは、概ね次のような記録となります。

  • 借入金完済の有無
  • 債務整理の有無
  • 過去の延滞の有無

このような記録(事故情報)があれば、まず申請先の貸金事業者の審査は通りません。事故情報は一般に「ブラックリスト」と呼ばれています。

信用情報を管理しているのは、次のような団体です。

  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

楽天銀行は3つの信用情報機関すべてに加盟しています。そのため、楽天銀行カードローンを債務整理すれば、3つの信用情報機関に事故情報が登録されます。

事故情報登録期間と確認方法

信用情報機関に1度事故情報(ブラックリスト)が登録されれば、永遠に記録されるわけではありません。

各機関では次のように登録期間が定められています。

  • 株式会社日本信用情報機構(JICC):~5年
  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC):~5年
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC):~7年

およそ5年〜7年で登録が抹消されます。登録が抹消されているかどうかは債務者の方でも確認できます。

開示請求の方法は下表の通りです。

信用情報機関 開示方法 手数料
株式会社日本信用情報機構
(JICC)
  • 窓口申込(休止)
  • スマホ申込
  • 郵送申込
1,000円~
株式会社シー・アイ・シー
(CIC)
  • ネット申込
  • 郵送申込
  • ネット申込:500円
  • 郵送申込:1,500円
全国銀行個人信用情報センター
(KSC)
  • ネット申込
  • 郵送申込
  • ネット申込:1,000円
  • 郵送申込:1,124~1,200円

債務整理と口座凍結:リスクと対策

楽天銀行カードローンの借金を債務整理の対象とすれば、楽天銀行をメインで利用していた債務者には大変不便な事態となるはずです。

債務整理をすれば口座に残っていた預金は返済に充てられ、水道高熱費の引落、スマートフォン等の決済、給与の振り込みにも使えません。

債務整理前に引落口座の変更や、決済手段の変更、振込先の変更等、面倒な手続きが必要となります。

そのため、複数の債権者がいる場合、楽天カード側と任意整理を行うのではなく、他の消費者金融等を交渉相手にした方が、生活に支障が出るリスクを軽減できるはずです。

任意整理では交渉する債権者を自由に選べるので、損失の少ない交渉先を検討し、手続きを進めましょう

楽天銀行カードローンの債務整理:成功のためのポイント

楽天銀行カードローンの債務整理を成功させるには、いろいろとポイントがあります。次のポイントをよく確認しましょう。

  • 実際の体験談
  • 失敗例とその教訓

こちらでは、それぞれのポイントについて解説します。

実際の体験談

楽天銀行カードローンを任意整理した3つの成功事例と、成功のポイントについて解説しましょう。

任意整理の成功事例その1

相談者Aさんは20代の女性です。当初はネットショッピングに便利だったので、楽天カードを作り買い物に利用していました。

しかし、自動リボ払い設定に気づかないまま利用を進め、どんどん負債を増やしてしまいます。

他のカードも利用していたため、Aさんが気付いたころには、クレジットカードによる負債総額が120万円を超えてしまいました。慌てたAさんは弁護士事務所に相談します。

借金の状況等 内容・成果
借入先 楽天銀行カードローン・その他の貸金事業者(返済中)
借入状況 借金総額120万円以上
結果
  • 返済期間5年(分割回数:60回)
  • 毎月の支払額:2万円

担当者は、Aさんが契約社員で比較的収入も安定している点に着目し、任意整理を提案しました。

Aさんは任意整理に同意し、弁護士が代理人として楽天カード側と交渉を開始します。

毎月の返済に充てられる金額が2万円までとAさんは主張したので、楽天カード等と交渉して、2万円を60回払いで返済する内容で合意しました。

和解成立後、Aさんの毎月の返済は全額元本に充当されており、着実に借金の完済へ向かっています。

参考:泉総合法律事務所

任意整理の成功事例その2

相談者Bさんは20代の会社員です。楽天市場でよく買い物をしており、ネットバンキングを利用したかったので、楽天銀行の口座を開設しました。それに伴い、楽天銀行カードローンの利用も開始します。

その後、転職に伴い収入が減少する事態となります。次第に返済が難しくなっていったBさんは司法書士事務所へ相談しました。

借金の状況等 内容・成果
借入先 楽天銀行カードローン・その他の貸金事業者(返済中)
借入状況 借金残高47.8万円
結果
  • 返済期間:5年2ヶ月
  • 毎月の返済額:初月分3,098円・61ヶ月分毎月8,000円

相談者Bさんは、返済期間を長めに設定してもらえば返済できそうだったので、司法書士は任意整理を提案します。Bさんの承諾のもと、司法書士が代理人として楽天カード側と交渉を開始します。

その後、返済期間5年2ヶ月で和解が成立、毎月8,000円で返済が可能なので、無理なく完済ができる状態になりました。

参考:司法書士法人・行政書士かながわ総合法務事務所

任意整理の成功事例その3

相談者Cさんは2020年に楽天カードを作成した利用者です。楽天市場で買い物をするとポイントが貯まるという理由で、当初は物品の購入だけにカードを利用していました。

しかし、徐々にキャッシングも利用するようになります。その後、返済が難しくなっていき、困ったCさんは司法書士事務所へ相談しました。

借金の状況等 内容・成果
借入先 楽天銀行カードローン・その他の貸金事業者(返済中)
借入状況 借金残高133万円(キャッシング:43.7万円・買物分:88.6万円)
結果
  • 今後の利息・リボ手数料のカット
  • 返済期間:5年
  • 毎月の返済額:初月分25,000円・59ヶ月分毎月22,000円

相談者Cさんの同意のもと、司法書士は任意整理の交渉を楽天カード側と開始します。

その後、将来利息等カット、返済期間5年で和解が成立、毎月22,000円で返済が可能となり、現在は堅実に返済を継続中です。

参考:司法書士法人・行政書士かながわ総合法務事務所

成功のポイント

いずれのケースも、債務者本人だけで楽天カード側と交渉したわけではなく、しっかりと弁護士・司法書士を代理人にたてて、和解を目指しています。

債務整理を得意とする法律の専門家は、どんな貸金事業者なら、どのように交渉を進めれば和解が成立するのか、経験でよくわかっています。

法律の知識のみならず、実績のある弁護士事務所・司法書士事務所に任せれば、債務整理が成功する可能性も増すはずです。

交渉は全て任せられるので、依頼者(債務者本人)は自分の仕事や子育てに集中できるので安心です。

失敗例とその教訓

失敗例としては任意整理の際に、楽天カードのキャッシング枠・ショッピング枠は別枠と勘違いする例が考えられます。

任意整理は債権者を任意に選べますが、楽天カードのキャッシング枠、ショッピング枠の片方だけを債務整理する方法は認められません。

楽天銀行カードローンの借金を任意整理すれば、もはや楽天カードは使えなくなってしまいます。

そのため、公共料金等の支払方法、ショッピング決済等を楽天カードに設定している場合には、必ず任意整理をする前に変更しておきましょう。

楽天銀行カードローンの債務整理に強い法律事務所の選び方

楽天銀行カードローンの債務整理を円滑に進めたいなら、債務整理に強い専門家へ任せた方が良いでしょう。

こちらでは、弁護士や司法書士の役割、専門家に任せる有益性を解説します。

弁護士や司法書士って何をするの?

弁護士・司法書士は共に、債務者本人の債務整理をサポートする役割が期待できます。弁護士・司法書士の債務整理がサポートする権限等は次の通りです。

弁護士:あらゆる債務整理で依頼者の代理人となれる、制約は無し

司法書士:司法書士の中で特別研修・認定考査をクリアした「認定司法書士」が、任意整理・特定調停の代理人となれる(ただし、債権者1社の主張する借金額:140万円以内の案件)

弁護士または司法書士と相談のうえ、楽天カードをはじめとした債権者とどのように交渉していくか決めていきます。

弁護士または司法書士は代理人となるだけでなく、依頼した後は速やかに「受任通知」を楽天カード側へ送付してくれます。

受任通知とは、新たに依頼者(債務者)の代理人として、交渉の窓口になった旨を報告する作業です。

受任通知を受ければ、楽天カード側が債務者に督促・取り立てを行うのは禁じられてしまいます。このように弁護士・司法書士は、債務者を執拗な督促・取り立てから解放する役割も担っているのです。

専門家からのアドバイス

債務整理を有利に進めるコツは主に次の2つです。

  • まず過払い金を確認
  • 債務整理のニーズに合わせて代理人を選ぶ

それぞれについて解説します。

まず過払い金を確認

楽天銀行カードローンでは過払い金が発生しません。しかし、複数の債権者から借入をしていた場合、他の消費者金融等で過払い金が発生している可能性もあります。

過払い金が発生しているかどうかは、法律の専門家に調査してもらった方が良いでしょう。

法律の専門家から過払い金返還請求を行ってもらえば、返還されたお金でいっきに楽天銀行カードローンの借金を返済できます。

返還金額によっては債務整理をするまでもなく、借金の完済に成功できるかもしれません。

そのため、弁護士・司法書士に債務整理を相談しつつ、過払い金の調査も依頼してみましょう。

債務整理のニーズに合わせて代理人を選ぶ

なるべく安い費用で債務整理を行いたいなら、司法書士がおすすめです。

司法書士事務所では相談料はもちろん、出張費まで無料で行うところが多いです。

報酬(目安)も次のように安く設定されています。

(例)債権者1社を対象とした任意整理の場合
  • 司法書士:約2万円~5万円、(減額に成功)減額報酬分10%程度
  • 弁護士:約5万円~15万円、(減額に成功)減額報酬分10%~20%程度

一方、債務整理を柔軟に選び、借金問題を解決したいなら弁護士がおすすめです。

弁護士は、たとえ任意整理・特定調停で和解が成立しなくても、次の対策として自己破産または個人再生の準備が進められます。

司法書士の場合、自己破産・個人再生に関する書類作成の代行は可能ですが、代理人にはなれません。

弁護士は自己破産または個人再生の申立てに移っても、代理人として活動できます。状況に応じ、債務整理の方法を柔軟に選びたいとき、弁護士は役に立つ存在です。

楽天銀行カードローンの債務整理:返済計画の作り方

任意整理を楽天カード側に申し出た場合、楽天カードでは返済計画書(案)の提出を求めるはずです。

任意整理の返済計画書(案)とは、利息等を軽減・カットしてくれた場合、このくらいの分割回数で完済できるという計画案です。

次の内容をよく吟味し、説得力のある計画案を作成しましょう。

  • 借金の残高
  • 現在の収入・支出
  • 家庭の経済事情

当然ながら債務者本人に都合の良い計画案では、債権者側は納得してくれません。そのため、任意整理の素人である債務者には、とても難しい作業と言えるでしょう。

弁護士や司法書士に依頼すれば、もちろん返済計画書(案)も、債務者と話し合いながら作成してくれます。

専門家と協力して作成した計画案なら、楽天カード側が納得する可能性も高くなるはずです。

まとめ

楽天銀行カードローンの借金を債務整理したいなら、債務者本人だけで何とか手続きは進められるかもしれません。

しかし、任意整理も含め債務整理の準備は手間がかかります。債務整理の素人では準備段階で躓いてしまうおそれもあるでしょう。

無理をせず、弁護士や司法書士のような法律の専門家に依頼すれば、スムーズに手続きが進むはずです。

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