弁護士コラム

交通事故直後の対応における注意点

[投稿日] 2019年11月26日 [最終更新日] 2019年11月26日

交通事故直後の対応は後々の示談や損害賠償請求訴訟の際に大きく影響する可能性があり、注意が必要です。

重要なポイントを以下にまとめておりますので、参考にしてください。

 

1 医師にしっかりと症状を伝えてください

交通事故被害者の中には、本当は痛いのを我慢するなどして医師に十分に症状を伝えられていない方がいます。後から「本当は痛かった」と言ってもなかなか認めてもらうことは難しいので、我慢せず医師にきちんと症状を伝え、きちんとカルテに記載してもらうようにしてください。

また、しっかりと医師に症状を伝えられていない部分に後遺症が残ってしまった場合、後からそのことが分かったとしても、事故後に事故とは関係なくケガをしたとみなされてしまう危険性があるなど、交通事故直後にしっかりとした診察を受けることは後々の示談や損害賠償請求訴訟との関係でも非常に重要です。

 

2 警察官にしっかりと事故状況を伝えてください

交通事故被害者の中には、本当は事故でケガをしているのに、諸々の事情から警察にケガの届出をしていない方がいます。交通事故の状況を警察にもしっかりと認識してもらうため、事故でケガをした場合には必ず診断書を警察署に提出し、人身事故扱いにしてもらう必要があります。

また、事故後に実施される実況見分(現場検証)では、自分の体験した事故状況をできる限り正確に警察官に伝え、実況見分調書に記載してもらってください。実況見分調書にどのような記載がなされているかによって、後日、過失割合の判断に大きく影響することになります。

 

3 しっかりと通院しましょう

しばらくの間は治療に専念することになるため、医師と相談しながら必ず必要なだけ定期的に通院しましょう。特に首のムチウチ(頸椎捻挫,外傷性頸部症候群)のような他覚所見の乏しい症状の場合、しっかりと通院していたかどうかが後遺障害等級認定において重要なポイントとなる(通院歴が乏しいと不利に働く)場合があります。

接骨院、整骨院などの民間療法による施術を受ける場合は、必ず医師に相談して指示をもらうようにしましょう。医師の指示がないままなされた民間療法による施術は、賠償の対象と認められない場合があります。医師の指示がある場合も、定期的に医師の診察を受け、症状の改善等についてチェックをしてもらってください。

また、仕事など色々な事情で通院がおろそかになってしまった場合、被害者本人は「痛いのに我慢して通院もせず仕事に行っていた」という意識であるにもかかわらず、「症状がそれほど酷くなかったため通院をしていなかったのだろう」という推測をされてしまい、思うような後遺障害等級認定を得られないことがあり得ます。

少なくとも症状固定までは、面倒くさがらず必ずしっかりと通院してください。

にしがわ綜合法律事務所 〒700-0901 岡山県岡山市北区本町3-13 イトーピア岡山本町ビル9階 平日9:00-18:00
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岡部 宗茂 弁護士

取扱分野
借金・債務整理 交通事故 企業法務

コラムの内容は更新時のものであり、最新の情報と異なることがあります。

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