弁護士コラム

個人再生手続とは

[投稿日] 2017年09月16日 [最終更新日] 2017年09月16日

個人再生手続とは 

個人再生手続とは、原則3年間一定額の返済を続ければ、残りの債務が免責になる手続です。 

例えば、1000万円の債務がある方が、200万円を返済する計画を立てこれが認可され、実際に3年間計画通りに200万円の返済(一月あたり約5万6000円の返済)ができれば、残りの800万円の債務が免除されるというものです。 

住宅ローンなどを除く債務の総額が5000万円以下の個人で、将来において一定の収入を得ることが見込まれるときに利用できます。 

  

個人再生手続のメリット1 

個人再生手続の最大のメリットは、マイホームを残しながら債務を整理することができる場合があるという点にあります。 

すなわち、自分名義のマイホームをどうしても売却したくない場合に、「住宅ローン特別条項」と呼ばれる条項を活用した個人再生手続を行うことで、住宅ローン以外の債務を大幅に軽減(カット)することができます。 

ただし、上記の場合でも住宅ローンについては全額支払うことになりますので、住宅ローンの残額が多い場合には比較的メリットが小さいといえます。 

  

個人再生手続のメリット2 

また、個人再生手続のメリットとしては、免責不許可事由がないことも挙げられます。 

自己破産手続では、浪費やギャンブルによって著しく財産を減少させた場合などに,免責が不許可となるおそれがあります。これに対し、個人再生手続では免責不許可事由がありません。したがって、再生計画の認可が得られ、同計画に従った返済が完了すれば、残りの債務が自動的に免除されることになります。 

  

個人再生手続のデメリット 

自己破産手続では、免責が得られれば返済の必要はありません。これに対して、個人再生手続では、一定額の債務を原則3年間かけて返済し続けなければなりません。したがって、一定の収入の見込みがあることが必要となります。この点が個人再生手続のデメリットとなります。 

  

「住宅ローン特別条項」の活用も含めて、個人再生手続の利用には他に細かな要件があります。まずはご相談者の方のご事情・ご希望をお伺いして、ベストと考えられる手続きをご案内・ご提案させて頂きます。

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木村 栄作 弁護士

取扱分野
交通事故 借金・債務整理 相続

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