刑務所から出所後の選挙権はどうなるのか?

Legalus編集部さん 2016年01月23日

 薬物所持使用で、刑務所に2回入った人がいます。1番最後は、4~5年前に出所したそうです。今は真面目な生活をしていらっしゃいます。その人が出所してから、選挙権がないそうなのです。家族には選挙のハガキが届くのに、自分だけにはいまだにハガキが届かないとのこと。以前、ハガキが届いてないけど選挙の投票にいったら過去に事件を起こしているので、投票できませんと言われたそうです。このままずっとハガキが届かず、選挙権がないままなのでしょうか?出所してどのくらいすれば選挙権が与えられるのでしょうか?



(30代:女性)

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Legalus編集部

     公職選挙法においては、



    1. 禁固以上の刑に処せられその執行を終るまでの者、

    2. 禁錮以上の刑に処せられその執行を受けることがなくなるまでの者(刑の執行猶予中の者を除く)



    などは、選挙権と被選挙権を有しないとされています(11条各号参照)。

     刑務所から出所後、一定期間選挙権が停止させられる場合としては、選挙に関連する犯罪、例えば収賄罪などの罪を犯した場合があります(公職選挙法11条4号参照。この場合、刑期を満了後5年間は選挙権を有しない)。

     したがって、相談者の方の事例のように薬物事犯の場合は、刑期を満了していれば選挙権があることになります。「刑期を満了した日」を基準とするため、仮釈放の状態であれば刑期を満了する予定の日までは選挙権が停止されることになります。まずは「いつが刑期の満了日」とされているかを確認する必要があると思われます。

     他方、ハガキが届かなかった理由としては次の2つが考えられます。

     1つ目は、タイミングのズレがありえます。選挙のハガキは選挙人名簿に登載された情報をもとに発送されます。そして、過去に刑務所に収監されていた方の場合、登載時期の関係から選挙のタイミングに刑期を満了した旨の情報伝達が間に合わず、結果的にハガキが届かなかったというケースも想定されます。

     2つ目は、選挙のハガキは住民登録をされている住所に届きます。そのため、住民票が現在住んでいる場所とは別の場所にあり、発送されていないという可能性もありえます。
     こうした可能性も踏まえて、お住いの地域の選挙管理委員会にお問い合わせをなさるのがよろしいかと思われます。

2016年01月23日

選挙に強い弁護士

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