妻が車をスーパーに1年間放置していた!不法投棄になる?

Legalus編集部さん 2016年04月01日

 私と妻は、私が刑務所に入り、すぐに離婚しました。



 刑務所にいる間、私名義の車は元妻が乗っていましたが、出所すると元妻から『壊れたからスーパーの駐車場に一年前から放置してある』と言われました。



 これは不法投棄になるのではないでしょうか? また、私と元妻どちらが悪いのでしょうか?



(40代:男性)

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Legalus編集部

     いわゆる不法投棄とは、廃棄物処理法16条に規定されている「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない。」に反することを指し、5年以下の懲役もしくは1千万円の罰金に処せられる犯罪です(同法25条14号)。



     同法16条のいう「廃棄物」とは、ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体その他の汚物又は不要物で、固形状又は液状のもの(放射性物質及びこれによって汚染された物を除く。)をいいます(同法2条)。



     上記「廃棄物」の定義の中で本件自動車があてはまる可能性があるのは、文言上、粗大ごみあるいは不要物でしょう。



     粗大ごみとは、家庭の日常生活から出されるごみで一定の大きさを超えるものであるので、自動車はこれにあたりません。



     不要物とは、「占有者が自ら、利用し、又は他人に有償で売却することができないために不要になった物」(厚生省(現、厚生労働省)環境衛生局環境整備課長通知参照)男言うとされており、有価物は廃棄物ではないと判断されます。



     一般的に自動車は、たとえ動かなくなったとしても、各部品を個別に売買することができるので、有償で処分することが可能なものです。



     ですので、自動車は不要物にあたらないと考えることができます。



     そうすると、自動車は上記「廃棄物」の定義のいずれにも当てはまらないことになります。したがって、自動車は「廃棄物」ではないとことになります。



     もっとも、使用済自動車の再資源化等に関する法律121条で、使用済自動車は「廃棄物」とみなす旨が規定されています。



     そして、本件自動車が使用済自動車の再資源化等に関する法律2条に規定されている「使用済自動車」にあたる可能性が全くないわけではありません。



     なぜなら、使用済自動車の再資源化等に関する法律には、「使用済自動車」とは、「自動車のうち、その使用を終了したもの」と定義されているのみであり、1年間放置されている本件自動車が、使用を終了したといえなくもないからです(一般には廃車手続をした自動車を「使用済自動車」と扱います)。



     つまり、廃棄物処理法のみでは、本件自動車は「廃棄物」として扱われることは無いといえますが、「使用済自動車」と判断された場合には、一転、本件自動車は「廃棄物」として扱われることになり、廃棄物処理法16条に違反することになります。



     相談文からは、相談者は未だ摘発等されていないようですので、そうなる前に本件自動車を回収されることをお勧めします。



     さらに、本件自動車の放置によって、スーパーの駐車場に不法駐車していることになるので、スーパーから周辺の地価や駐車料金の相場から計算した1年分の駐車料金相当額の損害賠償請求訴訟を提起される可能性があります。



     また、自動車の放置によって、土地所有者の所有権を侵害しているので、妨害排除請求訴訟を提起される可能性もあります。



     そして、上記訴訟の請求対象となるのは自動車の所有者(名義人)である相談者です。



     そして、相談者が損害賠償の支払い等に納得のいかない場合は、奥さんにスーパーから請求された額と同等の額の損害賠償請求をすることになります。



     以上のように、このまま自動車を放置されるのは相談者にとって(刑事上も民事上も)有益ではないので、早急に自動車を回収されることをお勧めします。

2016年04月01日

法律全般に強い弁護士

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