労役場から仮出場するには?

User image 1 匿名ユーザーさん 2014年12月26日 01時13分

 先日主人が罰金を支払う事ができず、労役場留置になりました。丁度1ヶ月前に派遣先から仕事を認められ社員として働けるようになり、これからという矢先だったのです。支払う意思はありますが、今主人にも働いてもらわなければ罰金どころか私も生活が困難になる状況です。罰金は夫婦で働いて返済したいと思っています。仮出場という方法があるらしいですがどうしたら出来ますか?



(40代:女性)

匿名弁護士

     労役場留置とは、罰金又は科料の判決が確定し、罰金・科料の金額を完納できない者に対して、裁判で定められた1日当たりの金額が罰金の総額に達するまでの日数分、労役場に留置して所定の作業(封筒貼りなどの軽作業)を行わせることをいいます。

     ですので、労役場留置の執行のため拘束された後でも、罰金の一部を支払えばその金額に相当する日数は留置日数から差し引かれますし、残額を完納すれば速やかに釈放されます。



     仮出場とは、労役場に留置された者について、情状により一定の条件のもとで出場を許すことをいいます。

     一定の条件とは以下の条件をいいます。

     まず、仮出場を決定するに際しては、本人の資質、生活歴、矯正施設内における生活状況、将来の生活計画、帰住後の環境等を総合的に考慮しなければならないとされています(仮釈放仮出場及び仮退院並びに保護観察等に関する規則31条1項)。

     また、仮出場は、本人の心身の状況、拘置又は留置の期間、社会の感情等から判断して相当であると認められるときに許すものとするとされています(同規則35条)。

     ただし、個別具体的な判断に関しての裁量は地方更生保護委員会にあり(更生保護法39条1項)、労役場からの仮出場は認められにくい傾向にあります。



     仮出場とは、罰金刑を受けた者がその刑の執行を終えていないにもかかわらず、仮にであっても社会に復帰するというものですので、上記基準のように本人の人間性や社会感情というものがその判断要素となっています。

     ですので、本人の生活が困難であるという事由はその判断要素になりにくいと考えられ、本件では仮出場は認められにくいと思われます。

     したがって、少しでも罰金を支払うことによって留置日数を減らすことをお勧めします。労役場留置1日あたりの金額は判決の主文に書かれていますが、一般には1日あたり5000円で換算される場合が多いようです。

2014年12月26日 01時13分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

関連Q&A

障害を持っている人から金銭を借りる人がいます、法的に問題ではないでしょうか?

法律全般 2017年07月27日

被害者が発達障害をお持ちの方で何をどうしたら良いか自ら判断出来ない為 代理で質問させて下さい。 知的障害を伴わない発達障害を持っている知人(男性30代)がいるのですが、 ニートやひきこもりの支援をしていると言う人から「一緒に仕事をしよ...

時効を延長は可能なのでしょうか?

法律全般 2017年07月26日

慰謝料・損害賠償の時効があと一月後に迫っています。 内容証明郵便での時効の六ヶ月間延長をしたいのですが、そんなことで有効になるのでしょうか。よろしくお願いします。

問題は解決しましたか?

弁護士を検索して問い合わせる

弁護士Q&Aに質問を投稿する

投稿する

法律全般に強い弁護士

弁護士生活45年。「大切なのは法律知識ではなく、診断」ありとあらゆる分野に精通してます。

法律問題のご相談をお受けします。まずはご連絡下さい。

いつも話しやすくフレンドリーでありたいと思っています

【初回法律相談無料】一人で悩まずご相談ください。全力で向き合い解決に導きます。

ページ
トップへ