彼氏が友人に女子高生を紹介して捕まった!どうなる?

User image 1 匿名ユーザーさん 2014年12月26日 03時06分

 彼が友人に高校生を紹介して、友人は高校生と性行為をしました。彼も友人も捕まり、今から裁判が始まります。高校生を紹介し、場所を提供した彼の判決はどうなりますか?慰謝料だけで済むのでしょうか?



(20代:女性)

匿名弁護士

     相談文からは、相談者の彼氏がどのような罪で摘発されたのかが定かではありません。以下では、相談内容から成立が考えられる罪をいくつか挙げて回答いたします。



     まず考えられるのは、彼氏の友人に青少年保護育成条例違反(都道府県により多少名称が異なる場合があります)が成立し、高校生を紹介したり、場所を提供することで条例違反の手助けをした彼氏に幇助犯(刑法62条1項)が成立するというものです。

     東京都の場合、青少年とみだらな性交又は性交類似行為を行うと2年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられます。そして、幇助犯の刑は正犯(本件では条例違反を犯した彼氏の友人)の刑を減軽することになります(刑法63条)。

     したがって、裁判となった場合、2年以下の懲役または100万円以下の罰金よりは軽い刑が言い渡される可能性が高いといえます。



     また、仮に彼氏の友人と高校生の間に金銭の授受があった場合には、彼らの行為は「対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交すること」(売春防止法2条)にあたるので「売春」となります。

     彼氏が売春をすることを知りながら友人に高校生を紹介した場合、売春斡旋罪売春防止法6条)にあたり2年以下の懲役又は5万円以下の罰金に処せられる可能性があります。今回は場所の提供もしたとのことですので、同法に規定されている「場所の提供」の罪にあたり3年以下の懲役又は10万円以下の罰金に処せられる可能性もあります(売春防止法11条)。



     次に、慰謝料について書かれていますが、慰謝料とは被害者の精神的苦痛に対する損害賠償のことであり、刑事事件の罰金(刑)とは別の次元のものです。慰謝料を支払えば刑罰を受けない、というわけではありません。

     確かに、傷害事件などの場合、加害者が被害者に慰謝料を支払い和解することで、起訴猶予や減刑されることがあります。しかし、青少年保護育成条例は青少年の保護育成を目的とした法規であり、売春防止法も性道徳や社会の善良な風俗の保護等の公益的な目的による法律であることから、本件では仮に高校生に慰謝料を支払ったとしてもそれにより減刑されることは考えにくいといえます。



     もし、相談者が彼氏のために何かしてあげたいのであれば、相談者が裁判で情状証人として出廷し、彼氏が品行方正でそのようなことをする人物では決してなく今回は魔が差しただけのはずであることや、今後このようなことが無いように周囲の者で支えていくことなどを証言されると、あるいは情状酌量によって減刑されることもあるかもしれません。

2014年12月26日 03時06分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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