前科と国家資格

Legalus編集部さん 2014年05月29日

 前科のある者は、国家資格をとることはできないのでしょうか?



(30代:男性)

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Legalus編集部

     前科がある場合、各種の行政法規において、特定の資格・職業・国家資格などについて、「禁錮以上の刑に処せられた者」等を欠格事由としているものや、裁量によって免許を与えないとしているものがあります。



     例えば、禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から起算して二年を経過しない者は社会福祉士または介護福祉士になることはできません(社会福祉士及び介護福祉士法3条)。

     また柔道整復師の場合、罰金以上の刑に処せられたことのある者には(裁量で)免許を与えないことがあります(柔道整復師法4条)。



     「禁錮以上の刑に処せられ」とは、禁錮以上の確定判決を受けたことをいい、刑の執行を受けたことは必要ありません。したがって、執行猶予の場合も、刑に処せられたことになります。ただ、執行猶予が取り消されることなく猶予の期間を経過した場合には、刑の言渡しの効力を失うので(刑法27条)、それ以降は制限がなくなります。

     また、刑法34条の2は、刑の言渡しの効力の消滅について定めており、禁錮以上の刑の場合、刑の執行を終えてから罰金以上の刑に処せられないで10年以上を経過したときは、刑の言渡しの効力が消滅するとされています。

     上記の社会福祉士及び介護福祉士法3条の場合には、執行を終えてから2年で制限がなくなるので、単に「禁錮以上の刑に処せられた者」と定められている場合(この場合は、刑の言渡しの効力が消滅しなければならない)に比べると、制限が緩和されているといえます。



     以上のように、資格ごとに欠格事由が異なります。相談者がどのような国家試験(資格)を考えておられるのかはわかりませんが、受けられる試験の願書等に欠格事由の記載があると思いますので確認をしてみてください。もしくは、当該試験を実施している機関(省庁等)に問い合わせてみてください。実際は、刑の言渡しの効力が残っている間は資格を取得することはできないが、国家試験は受けられるという運用が多いようです。



     なお、看護師試験に関しては「前科があっても看護師になれる?」を参照してください。

2014年05月29日

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