車の買主が名義変更に協力的じゃない場合の対処方法

User image 1 匿名ユーザーさん 2016年03月28日 21時17分

 インターネットにより、所有する自動車を販売しました。相手について、電話番号、メールアドレス、名前しか知らず、軽い気持ちで販売してしまいました(反省しています)。まだ相手方からの名義変更の知らせがありません。このことについて、次の二つの件について心配しています。



  1. 売買契約(特に契約書等はありません。お金・書類の受渡しのみ)は終了していますが、書類上所有者は、まだ当方となっていますので、仮に相手が事故をした場合等に責任が発生することはないでしょうか。(メールにより、「事故等が発生した場合、現所有者は責任を負いません。」との確認はとっています。)

  2. このまま名義変更が行われない場合、自動車の所有権放棄のようなことが可能でしょうか。



(30代:男性)

匿名弁護士

     まず質問の1についてですが、自動車の名義人は、他人がその自動車に乗って事故を起こした場合に、自動車損害賠償保障法(自賠責法)上の運行供用者責任(同法3条)や民法上の不法行為責任(同法709条)を負うおそれがあります。

     また、自動車の名義人のままだと自動車税の請求書が送られてきたりもします。



     ですので、質問の2にあるように自動車の所有権放棄や何らかの方法で相談者(売主)単独で自動車の名義変更をする必要があります。しかしながら、結論としては有効な方法はないといえます。



     例えば、自動車の所有者が自分ではなく買主だということを確認する訴訟を起こし、その旨の判決を得る事や、買主は自動車の名義変更手続をせよという訴訟によりその旨の判決を得ることは可能です。

     しかし、陸運局がその判決を受け入れてそのとおりに登録を変更してくれるかというと、かなり難しいようです。



     そこで、車の名義変更ができないことによって相談者が受ける不利益を避ける方法として、名義変更に協力しない事を契約の不履行として今回の自動車売買契約を解除し、売買の目的物である自動車の返還を請求するという事が考えられます。

     つまり、現状の自動車登録制度の運用では買主の協力なしでは名義変更が困難である事から、不誠実な買主とは関係を切り、新たな買主を探すという方法が良いということになります。

2016年03月28日 21時17分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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