賠償責任がありますでしょうか?

User image 1 匿名ユーザーさん 2015年04月15日 02時10分

 ある店舗を運営しています。イベントでの出店話をある企業様から頂き、2週間出店させていただくことで合意したのですが、出店できない事情が発生してしまい断ったところ、賠償責任や裁判の話になりました。当店が負う債務が発生するのかお教えいただきたく思います。ちなみに、1、出店まで3週間前でのお断りでした。2、契約書は無く口約束のみの合意です。3、口約束時にキャンセルについての違約金やトラブル時の賠償についても説明は一切ありません。



(30代:男性)

匿名弁護士

     口約束でも、「申し込み」と「承諾」があれば法律上は契約が成立します。契約書はそれを示す、いわば証拠のようなものです。相談者の場合、イベントに出店するということが契約における債務(契約上しなければならない義務の内容)になります。となれば、相談者の事情によってキャンセルした場合、法律上は債務不履行による損害賠償請求をされる可能性があります(民法415条を参照。場合によっては不法行為に基づく損害賠償請求もありえます。民法709条を参照)。

     もっとも、損害賠償請求は「損害」があって初めて請求できるものです。イベントへの出店が事前にキャンセルされた場合、損害額を確定させるのが難しく、そのため、契約書や事前の説明などで予め違約金やキャンセル料を規定しておくのが一般的です。こうした規定が無い場合、相手方企業が損害額を算定した上で請求されることになると思われます。

     例えば、スペースの確保や広告・宣伝など出店の準備に掛かった費用。出店によって来場者から得られたであろう利益などが挙げられます。イベントの3週間前のキャンセルでは、一般的に考えて、準備が進められ、さまざまな費用が生じている段階と思われます。また、替わりの出店者を探すのも困難になるタイミングだと考えられます。となれば、これまで述べた項目についての請求があり得ることになります。

     しかしながら、契約書などが無く、キャンセル時の取り決めがないことは相手方企業にとっても悩みどころではないかと思われます。出店できなかった債務不履行がある点には配慮しつつ、どのような損害があったかを確認し、その負担について再交渉するのがよいのではないかと思われます。解決が困難な場合、民事調停を活用して裁判官や調停委員の助力を得ながら、解決を図る方法もあります。訴訟よりも手続きが簡便で、費用もさほど掛からないという利点があります。

2015年04月15日 02時10分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

関連Q&A

障害を持っている人から金銭を借りる人がいます、法的に問題ではないでしょうか?

法律全般 2017年07月27日

被害者が発達障害をお持ちの方で何をどうしたら良いか自ら判断出来ない為 代理で質問させて下さい。 知的障害を伴わない発達障害を持っている知人(男性30代)がいるのですが、 ニートやひきこもりの支援をしていると言う人から「一緒に仕事をしよ...

時効を延長は可能なのでしょうか?

法律全般 2017年07月26日

慰謝料・損害賠償の時効があと一月後に迫っています。 内容証明郵便での時効の六ヶ月間延長をしたいのですが、そんなことで有効になるのでしょうか。よろしくお願いします。

問題は解決しましたか?

弁護士を検索して問い合わせる

弁護士Q&Aに質問を投稿する

投稿する

法律全般に強い弁護士

弁護士生活45年。「大切なのは法律知識ではなく、診断」ありとあらゆる分野に精通してます。

丁寧な対応と、温かく親しみやすい雰囲気でお迎えすることを心がけております。

クライアントファーストをモットーに、常にご依頼者様の視点に立った誠実な事件対応を心がけております。

ページ
トップへ