高すぎる賠償金について

User image 1 匿名ユーザーさん 2015年05月09日 01時45分

 半年ほど前、駐車場内で自動車事故を起こしてしまいました。10:0でこちらの過失です。
 スピードは5kmも出ていないほどでしたが、相手は頚椎を捻挫したということで、6ヶ月もの間、病院に通われてしまいました。損害賠償として請求された金額は自賠責保険の範囲をはるかに超えるほどの高額です。
 泣き寝入りして支払いをするしかないのでしょうか。何か方法があったら教えてください。車は知人から借りた物であり、任意保険は使えません。


(20代:男性)

匿名弁護士

 交通事故の被害者が、法的に弱い加害者の立場に付け込んで、あるいは不当にな損害を負ったとの被害者意識から、必要と考えられる合理的範囲を超えて治療費を請求することがあります。
 「こんなにかかるはずがない」と思っても、特に本件のように過失が一方的にこちらにある場合、ついつい相手方の請求どおりに支払わざるを得ない状況に立たされがちです。


 しかし、人はいかなる場合でも自分のした行為以上の責任を負う必要はありませんし、損害の公平な分担という不法行為責任制度民法709条)の趣旨からも、相手方の言うなりに賠償金を負担することはありません。


 そこで、こちらから「債務不存在確認訴訟」という形の民事裁判を提起する方法があります。
 高額すぎる治療費を請求された場合、相手方の請求を受けて、過失の有無や賠償金額を争うことが多いと思います。しかし、あなたの方からも、「相手方の損害賠償債権は○○円を超えては存在しない」ことの確認を裁判所にしてもらう訴えを提起することができるのです。


 この方法は、相手の請求を待たずに機先を制するという攻撃的なやり方で、相手方に一定の心理的圧力をかけることができます。訴えを提起することによって、「あんたの言いなりにはならないよ」と宣言するようなものだからです。


 裁判を起こすというと、なかなか大変そうで、ちょっと尻込みされるかもしれません。
 しかし、相手方の請求はこれが最後と決まったものではなく、再発や後遺症を理由に、後日請求を重ねてくる可能性もあります。その時になって対応するのは面倒ですし、時間が経過することにより証拠が散逸してしまうおそれもあります。
 そこで、早い時期に、裁判所に間に入って賠償金を確定してもらうとよいと思われるのです。裁判の途中で裁判官が和解を勧めてくれて成立すれば、支払い方法などについても明確で無理のない取り決めをすることが期待できます。

2015年05月09日 01時45分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

関連Q&A

不正転売禁止法施工前のチケットの高額転売について

法律全般 2019年04月10日

質問失礼いたします。 昨年度の法改正にて、2019年6月からのチケットの不正転売、高額転売が禁止されると認識しており、また弁護士コラム「不正転売禁止法」についても拝見させていただきました。 現在、チケット流通センター等のインターネット...

損害賠償の通知書は職場に送ってもいい?

法律全般 2019年03月14日

相手の自宅に通知を出しているのですが、受取拒否をしており話に進展がありません。 その為、内容はわからないように、 株式会社○○ 従業員 ○○ 花子 殿 とした通知を相手の職場に出しても良いのでしょうか? 相手に読んでもらうためのベスト...

代車を返してもらえないトラブルに対応するための事前対策について。

法律全般 2019年03月10日

バイク屋を経営しており代車として原動機付自転車を貸し出しています。 お客様に貸し出す車両ですので出来るだけコンディションの良いものを用意しているのですが…一部のお客様で音信不通になったりいろいろ言い訳をしたりとなかなか代車を返してもら...

病院が違法行為?無許可での手術

法律全般 2019年03月09日

勝手に複雑な手術をされた場合違法になるんじゃないんですか? 何の説明も同意(書)も何もなく、診察して治療をするか否かかと思っていましたが、椅子に座らされ、気付いたら手術が始まりました。 何事もなかったから良いですが、これは慰謝料請求や...

弁護士Q&Aを検索

問題は解決しましたか?

弁護士を検索して問い合わせる

弁護士Q&Aに質問を投稿する

ページ
トップへ