タトゥーがあるとプールに入れない?

Legalus編集部さん 2014年04月23日

 刺青(タトゥー)を施している人物の、入場禁止を掲げている施設がありますが、法的な根拠はあるのでしょうか。もし、注意書きを無視して入場をした時は、どの位の処罰があるものなのでしょうか?



(40代:男性)

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Legalus編集部

     一般的には、民法の「契約自由の原則」が根拠であると考えられます。お店側の方針を無視して入場したりすると、建造物侵入罪の成否が問題となりえます。



     温泉やプールなどの施設においては、刺青やタトゥーを施している方の入場を禁止している施設があります。たしかに、外見だけで人を判断してお客さんを選ぶことは不当であると考えることもできます。

     しかし、敷居の高いレストランでノーネクタイの男性が入店できないことと同じと考えれば、必ずしも不当とはいえません。温泉やレストランを経営している側は、そのお店のコンセプトや雰囲気、経営方針に従って、どのようなお客さんと契約をするかを選ぶことができるのです(「契約自由の原則」)。

     そのため、温泉やプール等の施設で、家族連れやカップルなどが安心して施設を利用できるように、他人に恐怖心を与えるような外見の方(たとえば刺青やタトゥーを施している方)の入場を禁止することも、契約自由の原則からして許されると考えられます。



     入場禁止が法律で定められているわけではありませんが、お店側の方針を無視して入場したりすると、理論的には建造物侵入罪刑法130条)が問題となります。お店から注意されたり、入場を断られたにもかかわらず、それを無視してお店に入場したりすることはやめたほうが良いでしょう。また、民事的にはお店側から損害賠償を請求されることも考えられます(民法709条)。



     なお、以上は民間企業が運営する施設を念頭にご説明しましたが、国や地方公共団体が運営し、広く国民に門戸が開かれるべき施設であれば、また違った考察が必要だといえます。

     公営のプール等であれば、その求められる公的役割から、刺青やタトゥーを施している方の権利を不当に制限することがないよう配慮するべきと考えられるからです。

     そのため、直ちに入場禁止にするのではなく、入場禁止に代わるような措置(たとえば上着の着用など)が検討される必要があるでしょう。

2014年04月23日

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