刑務所から出所したら改名したい

Legalus編集部さん 2014年12月20日

 私の友人が、ある犯罪を犯してしまい、現在刑務所に服役しています。出所後、地元で生活することが不便なために、改名したいと考えているみたいなのですが、認められるのでしょうか?



(30代:女性)

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Legalus編集部

     家庭裁判所に許可してもらう必要があります。名前の変更であれば、名字の変更よりも認められやすいです。



    1、姓(名字)を変更する場合



     姓(名字)の変更には「やむを得ない事由」が必要とされています(戸籍法107条)。

     簡単に姓を変更できるとすると、戸籍制度の維持や、徴税が困難になるほか、債務逃れなどに使われてしまう危険性があるため、極めて例外的な場合にしか認められません。

     当人にとって社会生活上、氏を変更しなければならない真にやむを得ない事情があるとともに、その事情が社会的、客観的に見ても是認されるものであることが必要です。

     具体的には、姓が珍奇であったり、難解、難読であったりして、その姓を名乗ることが社会生活を営む上で著しい支障を来たす場合や、その人の品格を傷つける場合などが挙げられます。

     あなたのご友人のように、刑務所から出所した後に改姓が認められるか否かは、犯した犯罪の種類や、社会に与えた影響の強さ、更正のために改姓する必要性など、様々な事情を考慮して、家庭裁判所が判断することになります。



     裁判例をみると、単に前科の汚名を受けた姓から解放されて心機一転して更正したいという理由だけでは、改姓は認められない傾向にあるようです(東京家裁昭和41年7月18日)

     単に心機一転したいという理由だけではなく、旧姓にまつわる不当な関わりを絶ち、本人が更正するための現実の危険を少しでも除去するために必要なものであると認められれば、やむを得ない事由があるとして改姓が認められる可能性が高まるようです(宮崎家裁平成8年8月5日)。



     なお、手続としては、戸籍の筆頭者が、配偶者とともに住所地の家庭裁判所に「氏の変更の許可」を申し立てることになります。申立用紙は家庭裁判所にあり、申立費用は、印紙代・切手代を合わせても1,000円程度です。

     申立てが認められた場合、家庭裁判所の許可の審判書の謄本とともに、役場に届け出ることになります。



    2、名前を変更する場合



     名前の変更には「正当な事由」が必要とされています(戸籍法107条の2)。たとえば、家業の継承者が代々同じ名を襲名する習慣となっている場合や、異性と紛らわしい場合、悪名高き犯罪者と同名になってしまった場合などに認められます。

     当人にとって社会生活上、名前を変更しなければならない正当な事情があるとともに、その事情が社会的、客観的に見ても是認されるものであることが必要です。

     あなたのご友人の場合も、様々な事情を考慮して家庭裁判所が判断することになります。ただ、姓を変更する場合に比べて要件が緩和されているので、名前を変更する方が家庭裁判所に認められやすいでしょう。なお、変更の手続きは、姓の変更の場合と同様です。

2014年12月20日

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