法律と契約はどっちが強いのですか?

User image 15 KICKNOCKさん 2020年05月23日 03時18分

よろしくお願いします。
A,一般的に行われる取引などの法律行為については民法なんだ
B,契約は自由に行ってよい、口約束でも契約になる
C,民法ではカバーできないものについては、各種業法がある
AからCはなんとなくそうなのかなと思っているのですが

1、契約は自由なのに法律で規制されているの?
2、法律で規制されているのになぜ契約でトラブルは起こるの?
3、結局のところ契約と法律はどちらが優先(強い)の?

補足事項も含めて教えてください。
よろしくお願いします。

A.法的に厳密に定義するとややこしいですが、契約総則や売買・賃貸などの主な契約類型は民法で定めています。
B.民法521条では「何人も、法令に特別の定めがある場合を除き、契約をするかどうかを自由に決定することができる。」と定めています(契約自由の原則)。
原則として口頭でも契約は成立しますが、財産的変動の大きい取引行為等では(例:不動産売買、企業間取引等)、事実認定として、契約書が作成されていないと正式な契約は成立していないと認定される場合があります。
C.正確には、「業法」に限らず、民事特別法全般となります(会社法、消費者契約法、借地借家法など)。

1及び3
契約を制限する法令の規定には、強行規定(当事者が契約で定めても反することのできない規定)と任意規定(当事者が契約によって異なる定めをすることができる規定)に大きく分けられます。
強行規定としては、公序良俗違反(民法90条)、消費者契約法、借地借家法などが挙げられます。
当事者が契約で定めた内容であっても、国家のルールとして効力を制限する趣旨とされます。


おもなトラブル発生原因としては、①問題となる事実の有無(例:商品の欠陥の有無)、②当事者の行為が契約条項に該当するか、③問題となる事項が強行法規違反にあたるか等について、当事者間で認識や主張の相違が発生する場合が少なくありません。
法律や契約内容については、全体をカバーするため一般的・抽象的な定めとなるため、個別具体的な適用に関しては当事者間で相違が生じる可能性があります。

2020年05月23日 10時57分
補足質問
User image 15

KICKNOCK - 2020年05月23日 14時21分

分かりましたありがとうございます。
さらに聞きたいことがあります。
損害保険の契約をしようと思っています。
1、保険は何の法令にしたがってできているのですか?
2、契約をするときはとても良い対応をしますがいざ払うとなると一転して、なかなか払ってもらえなかったり、払ってもらっても減額されて元を取れないとか、かなり前ですけど問題となった不払いのようなことがなぜ起こるのですか?
3、事故などで相手に謝罪するのは当然なのですが保険会社から必要以上に謝罪しろだとか減額交渉に協力しろだとかいうのはよくわからないのですが契約者としてやらなければならないことなのですか?義務みたいなものはあるのですか?
4、知人で事故を起こし慰謝料を保険でまかなっていたそうです、毎月これだけ払いましたと通知が届く、これは別に報告をしているのだからいいかなと思うのですが、慰謝料を払い終えてから、担当者が訪れて「やっと終わった、大変だった、苦労した」といいに来たそうです。この行為が私には理解できないのですが当たり前なのでしょうか?ちなみに、知人は嫌味を言われた挙句、保険金の支払いが生じた場合は減額に協力することを約束させられ更新したそうです。ヤクザみたいですね。
補足回答
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小川 智史 弁護士 - 2020年05月23日 14時44分

1.民法の他、保険法等で規定されています。
2.一般論として、保険金支払事由に該当するか、免責事由に該当するか、等の問題があります。不当な不払いについては金融庁から行政処分がなされた例もあります。
3.どこまで義務を負うかは、契約内容によります。
4.当たり前か否かはわかりかねます。
なお、ご回答は以上にて終了とさせていただきます。
お礼メッセージ

分かりました、ありがとうございます。
次回も、私の質問を見つけてくださったら回答してください。
よろしくお願いします。

1、契約は自由なのに法律で規制されているの?

基本は自由です。
しかし、自由にした場合に不公平が起きる分野で、法律が優先します。
労働契約とか下請け契約などです。

また、自由と言っても社会的に許されないところでも規制されます。
刑法や風営法、消費者金融関係など

2、法律で規制されているのになぜ契約でトラブルは起こるの?

背景事実が不明確なとき(例えば商品を渡したらお金を払うとなっているが、相手は従業員に渡したというし、こちらの従業員は受け取っていないと言っている場合など)、
法律の文言が不明瞭な場合(公序良俗に反する契約は無効と言う場合の公序良俗)
確かに法律や契約には反しているが、特殊事情で相手が払わない場合(支払い期に遅れているが、その日に疫病が流行、ロックダウンがあり、渡せなかったがやむを得ない事情がある)

他にもいろいろなトラブルがあります。
なかなか法律と契約だけでは、縛れないところがあります。

3、結局のところ契約と法律はどちらが優先(強い)の?

1に記載の通り、条文次第です。

2020年05月24日 09時51分
お礼メッセージ

ありがとうございました。
よく理解できました。
またよろしくお願いします。

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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