留守中に不動産屋が勝手に飼い猫を持って行った!これってアリ?

Legalus編集部さん 2014年01月07日

 22歳になる、息子が、アパートを借りていて、ペット禁止の部屋で猫を飼っています。また、家賃も1ヶ月遅れています。



 先日、息子が仕事で3日間留守にしたのですが、帰って来たら、猫がいなくなっていて、誰かが部屋に入った形跡があったので、インターホンに録画された映像を確認したら、不動産屋と警察の人が映っていました。



 その日は、不動産屋が休みだったため、警察に問い合わせしたところ、部屋に入る時に猫はいたが、先に帰ってしまったので、わからないと言われました。



 不動産屋が、勝手に入って、猫を連れていくのは、当たり前の事なのでしょうか?

 不動産屋の行動に違法だと思う事はありますか?



(40代:女性)

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Legalus編集部

     不動産屋が警察官立会いの下、息子さんの部屋に立ち入ったことは、おそらく息子さんと連絡が取れなかったことによって行われたことであり、安否確認等何らかの「正当な理由」があると考えられるので、住居侵入罪(刑法130条)は成立しないと考えられます。

     また、不動産屋が猫を息子さんの承諾を得ることなく持ち去った行為は、窃盗罪(刑法235条)ではなく、器物損壊罪等(刑法261条)に当たると考えられます。猫などのペットは法律上、「物」として扱われ、本件の猫は息子さんが飼われていたので息子さんの所有物となります。

     息子さんの所有物である猫を、息子さんの意に反して持ち去る行為は「窃盗」にあたりそうですが、窃盗罪が成立するには、「権利者を排して他人の物を自己の所有物としてその経済的用法に従いこれを利用もしくは処分する意思(これを「不法領得の意思」といいます。)」が必要とされており(大審院大正4年5月21日判決)、不動産屋には息子さんから猫を奪い自分のペットとして飼う意思は無いと思われるので、窃盗罪は成立しません。



     つぎに、器物損壊罪の検討に入ります。

     器物損壊罪(261条)における、損壊とは「物の本来の用途に従い使用できなくすること」をいいます。261条の「傷害」には、鳥かごを開けて他人の鳥を逃がす行為も含まれます(大審院明治44年2月27日判決)。したがって、不動産屋が息子さんの猫を持ち去り、息子さんが猫を飼えなくする行為や、窓を開けて逃がす行為は、器物損壊罪等にあたります。



     息子さんが不動産屋との不動産賃貸借契約中のペット禁止特約に違反していたことや、家賃を滞納していたことは、器物損壊罪の成立を妨げる正当化事由にはなりません。 これは自力救済が禁止される以上、息子さんの契約違反行為は、適法な契約解除を前提とした立退き要求によって是正されるべき事柄だからです。



     以上より、不動産屋の行為は違法な行為であるといえます。

2014年01月07日

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