自宅の横にマンション建設!日照権侵害にはならないの?

Legalus編集部さん 2014年01月07日

 自宅隣接区画にマンションが建設されます。敷地いっぱいに建物が建つ予定で、その建物の高さも10メートルはあります。日照権が侵害されると思うのですが、どうすればよいでしょうか。


(50代:男性)

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Legalus編集部

     住環境が、人的な大気汚染、土壌汚染、騒音、振動、悪臭などにより侵害、悪化して、人の生命、健康、財産に被害が生じることを生活妨害(又は公害)といいます。日照を遮断して損害を生じさせる行為も、住環境の侵害として生活妨害となります。



     生活妨害では、人間の生命・健康にかかわる基本的で重要な利益が問題となりますから、通常の損害賠償請求に加え、妨害を止めさせる差止請求が重要な役割を果たします。

     したがって、日照権侵害に対しては、不法行為に基づく損害賠償請求民法709条)、差止請求が考えられます。



     このような請求はいかなる場合に認められるのでしょうか。

     生活利益への制約は、社会生活を営む上で相互に必然的に生じるもので、市民相互が一定の不利益を及ぼしあうことは避けることができません。ですから、例えば隣に家が適法に建って、太陽の光を従来よりも享受できなくなっても、それが一般的に我慢すべき程度にすぎない場合には、お互い様ということで、法的な救済は与えられません。生活利益の性質上、社会生活上一般的に受忍すべき限度を超えてはじめて、「違法」となり、損害賠償や、差止などの法的救済が与えられることとなります。

     では、受忍限度を超えているのかどうかはいかなる基準で判断されるのでしょうか。

     生活妨害にも、被害が軽いものから、生命身体を脅かす重大な被害があるものなど様々です。そこで、侵害される利益の種類・程度・侵害される可能性の高さ、加害行為の態様、その他の要素を総合的に比較検討して判断します。

     具体的に日照権侵害の事案では、被害を受ける建物の主たる開口部における日照被害の程度や、日影規制違反の有無(建築基準法56条の2)、地域性などの要素が重視されているようです。


     今回のケースでは、隣地のマンションの高さが10メートルを越えるので、建築基準法の日影規制の対象となります(56条の2第4項)。詳細が分からないので、断定は出来ませんが、隣地の建物が日影規制に違反し、日照被害が測定の結果深刻で、お住まいの地域が第1・2種低層住居専用地域、第1・2種中層住居専用地域などで、商業地域、工業地域以外であれば、損害賠償や差止が認められる可能性が高くなるでしょう。



     なお、各地方自治体には建築紛争調停委員会等の仲裁機関がありますから、まずそちらに相談してみると良いでしょう。

2014年01月07日

近隣トラブル(騒音・日照・悪臭・ペット問題)に強い弁護士

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