親族間での家の貸し借り、リフォーム代は誰負担?

Legalus編集部さん 2014年10月01日

 父の所有権の家に、兄夫婦が賃貸料無料で住んでいます。同居ではないのですが、折り合いが悪く家を出ていくと言い出しました。8年近く住んでいる間に、父に無断で壁紙を変えたり、ソーラーパネルなどを設置したりしてまだそのローンがあるようなのですが、相手側がリフォーム代を請求してきた場合、両親に支払義務はあるのでしょうか?



(30代:女性)

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Legalus編集部

     まず、リフォーム会社が相談者の両親にリフォーム代金を請求してくることはありません。なぜなら、当該リフォームの契約は相談者の兄夫婦とリフォーム会社の間で締結されたものであり、相談者の父親は建物の所有者であったとしても当該契約とは関係がないからです。
    しかしながら、以下で述べる通り兄夫婦から父親にリフォーム代金が請求される可能性があります。
    今回の場合、相談者の父親と兄夫婦との間には使用貸借契約が締結されていると考えられます(最判昭和47年7月18日)。
    この使用貸借契約における投下資本の回収については民法595条に定められています。これによると、小修繕費の費用や公租公課などの通常の必要費は借主負担(同1項)となっています。他方、非常の必要費や有益費については貸主負担となります(同2項、583条2項)。非常必要費とは台風・水害によって生じた必要やむを得ない家屋修繕費のことです。また、有益費とは土地改良費等のことです。

    今回のリフォーム代のうちソーラーパネルの設置は、父親所有の家屋の価値を増す物であると考えられるので有益費にあたると考えられます。したがって、兄夫婦がソーラーパネル設置費用を請求してきた場合、相談者の父親はそれを支払う必要があるでしょう。なお、兄夫婦からの請求は民法196条の規定に従って行われるので(583条2項参照)、相談者の父親はソーラーパネルの設置費用か、その設置によって増加した増加額のどちらかを選択して返還することになります(196条2項本文)。

    他方、壁紙に関しては借主の原状回復を求めることができるでしょう(598条参照)。

2014年10月01日

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