テナントの設備のメンテナンス費用は誰が負担?

Legalus編集部さん 2014年01月07日

 平成9年開業の歯科医院です。もともとテナントに天井埋め込みタイプの
エアコンがあります。テナントの使用は当院が初めてなので、当該エアコンの使用は当院が最初です。このたび、別のエアコンの取り替え時に、ついでに当該エアコンを業者に点検してもらったところ、内部がかなり汚れていて清掃が必要だが、メーカーの部品の保管義務期間(9年)を超えているので、新しいエアコンに替えたほうがよいとのことでした。メーカーに尋ねてみたところ、使用期間は15年以上と思われ、ランニングコストも現行のものと比べてかなり悪いとのことでした。そこで、エアコンの取り替えを大家にお願いしましたが、『そちらで対応してください。』と、全くとりあってくれません。管理会社はなく、大家さんと直接交渉しています。
エアコンなどの設備の清掃メンテナンスの費用は、通常どちらが負担するのでしょうか?



(年齢・性別不明)

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Legalus編集部

     民法は、「賃貸人は、賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負う」(606条1項)と定め、必要な範囲で家主に修繕義務を負わせています。

    もっとも、この規定は特約で排除することができますので、賃貸借契約書において賃借人が負担するとすることも可能です。
    したがって、賃貸借契約書に規定のない場合であれば、賃貸人が貸室及びその設備についての修繕義務を負い、賃借人が自分の費用で修理した場合には、必要費として賃貸人に請求するということになります(608条1項)。



     これを今回の相談についてみてみますと、本件の埋め込み式のエアコンは、賃貸借の目的物の一部と考えられ、その修繕は賃貸物の使用にとって必要であるといえます。したがって、今回の場合もエアコンの修繕費について特約がないのであれば、相談者においてエアコンを取り替え、その費用を大家さんに請求するという方法をとることになります。



     なお、賃借人は、賃貸物件の使用収益に部分的な支障が生じて、修繕しなければならない箇所があったとしても、賃料全額の支払いを拒むことはできません。

2014年01月07日

不動産賃貸に強い弁護士

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