父が相続した土地を叔父が占有!時効取得されてしまう?

Legalus編集部さん 2016年02月23日

 父が、土地・建物(戸建)を相続しました。(兄弟は3人で、一人は亡くなってます)今、現在は、その土地・建物は父の兄弟が無償で使用しております。

 このまま20年間、住み続けられたら時効取得を主張される恐れがあると思い、私は使用貸借契約書を結んでほしいと、父に依頼しました。父は、自分の兄弟がそんな主張をするはずがない、と言って動いてくれません。どうすれば、父が相続した土地を叔父に取られないですむでしょうか。



(30代:男性)

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Legalus編集部

     取得時効とは、他人の物または財産権を一定期間継続して占有する者に、その権利を与える制度です。

     そして、今回のように他人の物だと知っていて占有を始めた場合には、20年間継続して占有する事によって権利を取得する事が出来ます。



     ところで、ここでいう「占有」とは、自分の物として占有する事が必要です(これを「自主占有」といいます)。しかし、賃貸借や使用貸借によって始まった占有は、他人から借りて占有しているに過ぎず自主占有とはなりません(これを「他主占有」といいます。)。

     したがって、今回の土地・建物が相談者の父親所有であり、叔父さんがそれを使用貸借しているに過ぎないのであれば、叔父さんに権利を取得される事はありません。



     もっとも、使用貸借関係を明らかにし、原状回復等の詳細を契約書という形で定めておくというのは双方にとっていい事だと思います。ですので、土地・建物を取られる事はないという事を父親にご説明の上、お互いのために契約書を締結してはどうかと提案されてはどうでしょうか。

2016年02月23日

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