駐車場で勝手に地質調査をした場合の法的な問題は?

Legalus編集部さん 2015年04月15日

 所有する駐車場を借りている地質調査会社が、幾年にも渡り、新人研修のために練習で地質調査の鉄棒を地中深く打ち込む行為を行っていました。私は、地質調査の練習に使う目的で駐車場を貸していたわけではありません。鉄棒を刺していたのは、借りている場所ではなく広い範囲でした。注意したので今後することはないと思いますが、非常識に思えるこの行動は法的にも問題があるのかどうか知りたく、質問させて頂きました。今後、駐車場を潰して家を建てる際に問題が出ないか心配です。



(40代:女性)

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Legalus編集部

     鉄杭を打ち込まれたことで今後、駐車場にしている土地が問題ないか心配ということであれば、土壌の調査をされることが考えられます。とすれば、その調査に関連する費用を、無断で鉄杭を打ち込んだ地質調査会社に請求するという方法はありえると思われます。

     その場合は、大きく2つの方法がありえます。まず1つ目は、賃貸借契約債務不履行に基づく損害賠償請求です(民法415条601条以下)。相談者の方と、地質調査会社の間には、駐車場を貸し借りするという賃貸借契約があります。もっとも、この契約は「車をとめるために駐車場を貸す・借りる」という内容であって、決して「駐車場内で地質調査を行わせる」ものではありません。そうすると、目的外の使い方となり、これは債務不履行(なすべき行為をしなかった)を構成します。それによって、予定外の出費である地質調査の費用が生じたということであれば損害も認められると思われます。したがって、調査費用などは請求しえると考えられます。

     2つ目は、不法行為に基づく損害賠償請求です(民法709条)。こちらは、故意(意図的に)または過失(不注意)によって、他人の権利を侵害した(相談者の方の場合は土地に穴をあけられた点)者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負うと規定されています。損害についての考え方は債務不履行の場合と同様になります。

     以上の2つの方法が、おそらく土地が大丈夫かどうかを確認するために役立つ方法ではないかと考えられます。ただ、上記の方法を採用される場合は最終的には訴訟という手段を採用することになります。そのため、一度、訴訟に進むべきかどうかも含めて弁護士にご相談されることをおすすめいたします。

2015年04月15日

不動産賃貸に強い弁護士

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