友人が勝手に自分のものを売り払った場合の請求は可能か?

Legalus編集部さん 2015年10月14日

 数ヶ月前に友人が家賃などの未払いで部屋を追い出され、数ヶ月間部屋に泊めていた時期があります。その間に、自分は卒業旅行に行きました。その旅行中に友人一人を自分の部屋に置いておくことにしました。旅行から帰ってくると自分の金品を幾つか勝手に売り自分の返済にあてたという報告がありました。売られたものは仕方ないので、数ヶ月間の食費や遊戯代と一緒に返済してもらうようにしました。しかし、その後友人から「〇日には返せる」と言っては都合が悪くなったから延ばしてくれというのが続き今に至ります。こういう場合、自分は一体どうしたらいいのでしょうか?訴えられますか?



(20代:男性)

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Legalus編集部

     まず、ご相談者様の金品を無断で売却した場合、民法上は不法行為が成立します(民法709条)。これは、誰かから故意または過失によって権利を侵害され、その結果損害が生じた場合、その損害の賠償を請求しうるものです。

     今回のケースでは、ご相談者様の金品(権利)を無断で売却(故意による侵害)したために、以降金品を利用できなくなった(損害)が生じているといえます。

     したがって、金品の価値相当分についての賠償請求が可能です。



     一方、数ヶ月間部屋に泊めていた時期の食費や遊戯代などについては、法的には当初ご友人とご相談者様の間で「泊まっている間の諸費用は支払う」という口約束での『契約』があったものと考えられます。

     そして、ご友人は支払いの意思はあるものの支払いができていない状態と思われます。



     こうした場合、法的に考えると内容証明郵便などを活用して「催告(支払い債務の請求)」を行います。

     そうすると、期限の定めを設けていない支払いについては、履行遅滞(お金を支払わなければならない時期を過ぎた状態)になり、遅延損害金の支払い義務を発生させる効果も得られます(民法412条3項)。

     その上で、債務不履行に基づく損害賠償請求を行う(民法415条)という手順になろうかと思います。

     損害賠償請求を行うことで、宿泊費や食費、遊戯代、遅延損害金などの支払いを迫ることが可能となります。



     しかしながら、心配な点はご相談者様の自宅に泊めていた間に使った費用が明確なのかどうか、そもそもそうした契約がご友人との間で明確に締結されていたかなどをきちんと立証できるかどうか。要は「言った、言わない」の話にならないかが心配な点です。



     そのため、一度、ご友人との間で「宿泊代、食費、勝手に売却した金品などの費用としていつまでにいくら支払う」といった内容を記載した書面を取り交わしておくと効果的だと思います。

     その際、相手の支払い余力を考えて分割払いにするなどの取り決めを交わし、ご相談者様とご友人がそれぞれ署名、捺印して1通ずつ所持しておくとよいのではないかと思われます。

     こうした書面を作成しつつ、粘り強く交渉されることがよいのではないかと考えます。



     当該書面を交わして、なお支払いが遅延した場合は、少額訴訟(参考:裁判所HP)などを活用して、ご友人に対して代金支払請求を行うことも検討されてはどうでしょうか?

     少額訴訟は、60万円以下の金銭の支払いを求める場合に活用でき、1回の審理のみで判決までたどりつける、『リーズナブル』な訴訟です。

     訴訟のために弁護士などの専門家に助力を求める必要はあるかと思います。そのため、場合によっては費用倒れになりかねませんが、相手が支払わない場合はこうした手法を活用することもひとつの方法ではあります。



     最後に、ご相談者様は、どちらかといえば「お金を返してほしい」という点に主眼があるようですので、以下の点は念のための回答です。

     無断で物品を売却したという点については、刑法上の窃盗罪(刑法235条参照。他人(=ご相談者様)の占有している財物を窃取したと言えるため)をも問える状態です。

     したがって、警察などに被害届けを出せば(捜査機関が動くかどうかは別にして)ご友人にお金の支払いをせまるためのプレッシャーをかけるということはできると思います。

2015年10月14日

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