知らない間に土地がまた貸しされていた!

Legalus編集部さん 2014年01月07日

 両親が、Aさんに対して、所有地を畑として1年更新で貸していました。25年程だと思います。その間ずっとAさんが畑をしているものだと思っていましたが,先日その土地が知らないうちにBさんに勝手にまた貸しされていたことがわかりました。さらに、Aさんはすでに亡くなっており,今まで両親は、Aさんから土地の賃貸料をもらったことがないというのです。すぐに土地へ行きBさんに話を聞いた所、「長く使っていたから,この土地は私の所有権が認められる。Aさんと両親の契約書をAさんからもらっていて連絡先が分かっていたが,連絡しなかった。」などと言われました。両親は土地を返還するよう要求できるのでしょうか?Bさんの言う通りBさんの所有権が認められるのでしょうか?



(30代:女性)

関連Q&A

賃貸アパートの設備について

不動産賃貸 2017年01月13日

現在住んでいるアパートの部屋は一階で、窓のすぐ横を人がよく通ったりして目が合ったりしてしまいます。窓をすりガラスなどに変えたいのですが、こちらは家主さん負担などにはならないでしょうか? もう一つあるのですが、この部屋にはエアコンがつい...

マンション管理人とのトラブル(専有部分への立ち入り)

不動産賃貸 2017年01月12日

教えて下さい。 状況は大規模補修工事中の古いマンション(分譲)に一年前より賃貸で入居している子供1人の3人家族です。 外装補修に伴いサッシガラスのコーキングのやり直しが先日行われました。 現場監督さんやガラス業者さんが入室して補修され...

解決してない質問があれば、新しく質問を登録しましょう!

新しく質問する

Legalus編集部

     Bさんが土地をまた貸しされたにすぎない場合は、土地の返還を請求できるでしょう。



     時効取得という制度があります。他人の物であることを知っていたとしても、20年間、所有の意思をもって、平穏かつ公然とその物を占有していれば、所有権を取得できるという制度です(民法162条1項)。

     ただ、「所有の意思をもって」占有することが必要なので、建物の賃借人などは、いかに長く建物を占有しても、建物を時効取得することはできません。

     あなたのご両親とAさんとの契約の詳細は不明ですが、土地を畑として使用するために無償で貸していたのであれば、使用貸借契約が成立していたと考えられます(民法593条)。この場合、Aさんはあくまでも土地を使用貸借しているに過ぎないので、25年借り続けても、土地を時効取得することはできません。

     同様に、Bさんも、Aさんから土地をまた貸しされたに過ぎない場合は、「所有の意思」が認められないので、土地を時効取得することはできません。Bさんは、「Aさんと両親の契約書をAさんからもらって」いたとのことですから、Aさんと両親の使用貸借契約を知っており、それを前提にしてAさんと契約を結んでいると考えられます。そのため、Bさんに「所有の意思」が認められない可能性が高いでしょう。

     よって、あなたは、Bさんに対して、「使用貸借契約を前提にしている以上、Bさんに取得時効は成立しえない」と主張して、土地の返還を求めるべきです。



     ただ、Bさんが土地を売買や交換、贈与などによりAさんから引き継いでいた場合には、「所有の意思」が認められるので、土地を20年間占有することで所有権を時効取得できます。また、Bさんがあなたの両親に対して所有の意思があることを表示したときから20年が経過した場合も、所有権を時効取得できます(185条)。

2014年01月07日

不動産賃貸に強い弁護士

依頼者の一番の味方となり、ベストな解決を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

お客様の状況に応じた解決策をご提案致します。

【堺市】南海本線堺駅すぐ

身の回りの法律トラブルの解決に積極的に取り組んでおります

解決してない質問があれば、新しく質問を登録しましょう!

新しく質問する
ページ
トップへ