「口約束」約束した覚えがない場合

User image 1 ハスさん 2017年05月02日 06時33分

飲食店を経営している知人が私の家の隣で2号店をオープンする際、「開店費用を低く抑えたいので下水設備を接続させて欲しい」と要望があり、「月額5千円の使用料を払う」との申し出もありましたので接続使用を許可しました。

その後、初回分は受取りましたが、2ヶ月ほどで閉店してしまい3年ほど支払いはありません。

店舗は倉庫として現在も利用しており、下水設備から悪臭が出るなどの不都合が出始めた為、使用料の件とあわせ、その旨を連絡したところ、設備については善処するが使用料の約束は覚えがないとの回答がありました。

「経費が100万ほど安くあがった」など感謝の言葉や初回分を現金で受取った事、支払い用の通帳を作るよう部下に指示を出していた事などが記憶にあるのですが、口約束のみで念書・契約書・領収書などはありません。

過去3年分と共に今後の使用料を受取ることは可能でしょうか?また先方が原状回復をもってこの件を終わらせようとした場合はどのように対処すべきでしょうか?

ご相談者様は特に店舗等の個人事業は営んでらっしゃらないでしょうか。
ご相談者様が営利上業を営む商人の場合には、明確な合意がなくても、下水設備の接続許可が営業の範囲内と認められる場合には、相当額の使用料を請求する余地があります(商法513条)。

ご相談者様が特に営利事業を行なっていない個人の場合には、使用料負担の合意について立証する必要があります。
飲食店経営目的での利用に関し、無償での下水設備利用とするのも不合理なように思いますが、上記事情のみでは使用料負担の合意が立証可能か否か分かりかねます。
仮に無償の使用貸借契約と解したとしても、原状回復費用の請求は可能でしょう。

お手持ちの資料をご準備頂いた上、お近くの弁護士に直接相談いただいた方がよいでしょう。

2017年05月02日 09時58分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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