住宅を建てる特約を無視して土地を転売された。取り戻すにはどうすればいい?

Legalus編集部さん 2014年01月07日

 私はAに1年以内に住宅を建てるという特約を付けて土地を売りました。ところがAは家を建てずに、Cにその土地を転売しました。私がCから土地を取り戻す場合、どのように手続きすればよいでしょうか。



(40代:男性)

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Legalus編集部

     相談者とAさんとの土地売買契約において買戻し特約が付されており、かつ買戻しの登記をしていた場合であれば、買戻し権を行使してCさんから当該土地を取り戻すことができます。この場合に、買い戻すことができるのは登記という公示方法によって第三者であるCさんは買い戻されるリスクを承知で土地を購入したとされるからです。

    登記がされていない場合には、Cさんからしてみれば、土地の売り主とその前主との間の特約のことなど知る由もないので、Cさんの利益が不当に害されてしまうことになるからです。



     また、上記の場合でなくとも土地所有権の登記がAさん名義のままであるのであれば、相談者とAさんとの間の売買契約を債務不履行解除することにより土地を取り戻すことが可能です。なぜなら、Aの下に登記がある限り相談者とCさんは互いに本件土地の所有権を対抗(主張)することができないからです(民法177条参照)。つまり、対Cさんとの関係では負けないということになるのです。

    なお、積極的に相談者の利益を害する意思があり、それが信義則に反すると認められるような場合には、たとえ登記が無くてもCさんに対し本件土地の所有権を対抗(主張)することができます。



     もし、上記のいずれの場合でもない場合であっても、Aさんに対して、「住宅を建てる」という特約違反を理由に債務不履行による損害賠償を請求することはできます。

2014年01月07日

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