購入した土地にガラスや釘が混入していた!

Legalus編集部さん 2015年04月18日

 家を建てるために土地を購入しましたが、住み始めてから土地に問題が発覚。土にガラスや、釘、鉄の破片などが多く混入していました。土地が売られているときは草が生えていたため気づきませんでしたが、家を建てて住み始めてわかりました。近所の人に聞くと、以前の地主が高く売れる粘土質の土だったため、土を売り、代わりにガラスや、釘、鉄の破片などが多く混入したきたない砂を入れたことを知りました。購入するときは不動産屋からは何も聞かされていませんし、近所で売られている土地よりも高く購入しています。知っていたら購入しなかったですし、買ったとしてももっと安く値切っていたと思います。子供も小さいため危なく、本当に悔しい思いをしています。前の地主又は不動産屋にきれいな土に入れ替えていただくか、それ相当のお金で返していただきたいのですが可能でしょうか?



(20代:女性)

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Legalus編集部

     土の状態にもよりますが、売主や不動産屋に対して損害賠償を請求できるでしょう。不動産屋に対しては、宅建業法違反の責任を問うこともできます。



     売買の目的物に隠れた欠陥があった場合、買主は、売主に対して、契約の解除や損害賠償を請求できます(瑕疵担保責任民法570条566条1項)。

     この請求は、売買の目的物に「隠れたる」「瑕疵(欠陥のこと)」がある場合に認められます。「隠れたる」とは取引上要求される一般的な注意義務では発見できないことをいい、「瑕疵」とは目的物が通常有する性質や性能を有していないことをいいます。

     ご相談の場合、土地を買ったときは草が生えており、土にガラスなどが混入していたことが分からなかったとのことです。このような場合は、取引上要求される一般的な注意を払っても発見できなかったといえるので、「隠れたる」といえるでしょう。

     また、土にガラス片などが混入している程度にもよりますが、おそらく土地が通常有する性質・性能を欠くといえ、「瑕疵」といえるでしょう。

     そのため、あなたは、土からガラス片などを取り除くために要した費用などを、買主に対して損害賠償として請求できます。この請求は、買主であるあなたが、その瑕疵を知ってから1年以内に請求しなければなりませんので、注意してください。



     なお、売主がどこから砂を持ち込んだかにもよりますが、売主や、土地に砂を入れた業者に対して、廃棄物処理法違反の刑事責任を問うことも可能でしょう。

     ガラス片や釘、鉄などが混入した土は「産業廃棄物」にあたるので(廃棄物処理法2条4項1号、政令2条)、法律に基づいた適正な処理がなされなければならないと定められており、それらを不法投棄することなどは禁止されているからです(16条)。



     不動産屋に対しても、不動産屋が、土にガラス片などが混入していることを知りながらあえて買主であるあなたにこれを告げなかったり、不動産屋の過失により知らなかったような場合であれば、損害賠償を請求することができます(民法709条)。



     また、不動産屋が、土にガラス片などが混入していることを知りながらあえて買主であるあなたにこれを告げなかったり、不実の事項を告げたりした場合は、宅建業法違反47条1号)として、2年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金に処されることがあります(79条の2)。そのため、あなたは警察や検察に対して不動産屋を刑事告訴することもできます。

2015年04月18日

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