弁護士コラム

「ジバイ(自賠責保険)」について基本から知りたい!

[投稿日] 2017年12月02日 [最終更新日] 2017年12月02日

Q 交通事故で怪我をしましたが,弁護士や保険会社とのやりとりで頻繁にでてくる「自賠責」ってぶっちゃけあまりよくわかっていません。基本から教えてください。

 

A 交通事故により被害者の被る損害をカバーするための制度にはいろいろなものがあり,実に複雑です。

今回は,いちばん基本となる「自賠責保険」について説明します。

 

1 契約を強制されているのがが自賠責保険(又は自賠責共済)

自賠責保険は,自動車の持ち主(所有者)などが最低限度の損害賠償ができるよう,自動車損害賠償補償法という法律(略して自賠法)によって,保険契約の締結が強制されるものです。

つまり,自動車は,自賠責保険(又は自賠責共済)の契約がなされているものでなければ,運行の用に供してはならない(自賠法5条,89条)とされています。

 

2 自動車の運転で誰かに人身損害を与えてしまったとき(加害者になったとき)に使える

 自賠法によれば,自己のために自動車を運行の用に供する者(これを「運行供用者」といいます)は,その運行によって他人の生命又は身体を害したときは,これによって生じた損害を賠償する責任を負うとしています(自賠法3条)。
 
 ここでの注意点は,「他人の生命又は身体」と書かれているため,人身損害にしか自賠法は適用されないということ,すなわち物的損害(車両損害や携行品など)には適用されないということです。

 そして,自賠責保険というのは,自動車を運転していて誰かに人身損害(死亡や傷害)を与えてしまったときに,加害者から被害者に対して支払う損害賠償をカバーする保険です。 

 


3 自賠責への請求は,加害者からの請求と,被害者からの請求の2パターンがある

 まず,自動車の運行供用者(被保険者)が加害者としての責任を負った場合に,加害者が被害者に支払った損害賠償額について,あとから加害者から自分の自賠責保険会社に請求をする場合があります(自賠法15条)。これを「加害者請求」と呼びます。実際のケースでは,加害者側が加入している任意保険会社が自賠責分も合わせて支払い(一括対応,などとよびます),あとから任意保険会社から自賠責保険会社へ請求する(「自賠回収」などとよびます)ことが多いようです。

 また,被害者のほうから直接加害者が加入している自賠責保険会社に対して請求をすることもできます(自賠法16条)。これを「被害者請求」または「16条請求」と呼びます。

 上記の2パターンのどちらを選択するかなど,個別の事情によってさまざま異なってきますので,早い段階で見通しをたてられるかどうかは弁護士の力量の差が出る場面の1つかもしれません。

コラムの内容は更新時のものであり、最新の情報と異なることがあります。

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