弁護士コラム

非正規労働者の手当請求

[投稿日] 2020年10月17日 [最終更新日] 2020年10月17日

最高裁は、非正規労働者について扶養手当」などの請求を認めました(令和2年10月15日)

 

その2日前には、非正規労働者の賞与、退職金を認めない判決が出ていましたが、格差是正の一環として、扶養手当などの請求が認められたことは大きなことだと思います。

つまり、これまで非正規労働者だから扶養手当などがもらえなかったところが、今後はもらえることになります。

もっといえば、これまでもらえていなかった分も、さかのぼって過去の分ももらえるようになるでしょう。

扶養手当の他に認められたものとして、「年末年始勤務手当」「夏季冬季休暇」「有給の病気休暇」「祝日給」です。

非正規労働者の誰もがこれらの手当などをもらえるわけではありません。

最高裁は、契約社員の中には有期労働契約の更新を繰り返して勤務する者もおり、継続的勤務が見込まれているものでないと、扶養手当などがもらえない、との理論を展開しています。

契約社員は有期労働契約ですが、ある程度更新されていれば、会社側は更新拒絶がしにくくなり、継続的勤務が見込まれるのかもしれません。

いずれにしても、継続的勤務が見込まれていないと、扶養手当などはもらえないようです。

 

もし、自分は長いこと同じ会社で非正規で働いているから、もらえるのかもとお考えなら、ご相談ください。

その際は、就業規則(給与規則など)を会社からもらうことが必要です。

今回の判例は日本郵政ですが、他の会社でも同じ理論が妥当すると思われます。

扶養手当なども労働者の権利ですから、しっかり請求してもらいましょう。

相談は無料です。メールでお問合せ下さい。

 

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福富 裕明 弁護士

取扱分野
不動産・建築 医療 企業法務

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