人探しは自力でできるのか?という問いに対して、結論からお伝えすると、人探しは自力で行うことは可能です。
しかし、自力で行うことによるデメリットや早い段階で警察や探偵などの専門家に相談すべきケースもあります。
子供が夜の外出が多く数日帰ってこないため探したい、妻と喧嘩して家を出てしまったから探したい、旦那が仕事のストレスから失踪したから探したい、など家出、行方不明、失踪状況は様々です。
今回は、上記のようなケースに対応するために、人探しは自力で行うことができるのかどうか?その方法とは?どのレベルに達したら自力は諦めて、警察や探偵などの専門家に依頼するべきか?などを私達がリサーチした内容を元に解説します。
何かしらの理由で、人探しを自力で行いたいと考えている方の参考になれば幸いです。
目次
人探しを自力で行うことは可能なのか
前述した通り、人探しを自力で行うことは可能です。
しかし、人を探す方法はたくさんありますが、探す対象の人がどんな人かによって、またその探し方も変わってきます。
自力で人探しをする方法を後述しますが、それが自分の探したい相手に当てはまるのか検討しながら見てください。
自力で人探しをする方法を解説
では、人探しを自力で行う方法を紹介します。
方法別に分けてみましたので、一つずつ見ていきましょう。
(1)外部と連携する
既に電話やLINE、メールなどを何度も送り反応がない状況かと思われます。
そのような際に外部と連携して探す方法です。
ここで言う外部とは、捜査対象が子供であれば学校、妻・夫であれば勤務先などを表しており、直接本人と連絡が取れないのであれば、それぞれの学校や勤務先に連絡をすれば行方が分かる可能性が高いです。
この方法でも見つからない場合は、すぐに警察か探偵へ相談すべきです。
(2)同じルートを辿ってみる
この方法は、上記手段をつかうまでもないが、どこにいるのかを自力で見つけ出したい方に適した方法です。
あなたの探している人が、普段どのような行動をとっているのかを、今一度思い出してみましょう。
もしも子供がいなくなってしまった場合には、普段の会話を思い出して、学校帰りに寄っていると予想されるカフェやファミレス、カラオケボックスなどを手当たり次第探してみるのも一つの方法です。
子供の場合は反抗期や親への不満から行方をくらませるケースも多いため、カラオケボックスやゲームセンターなどのアミューズメント施設は可能性が高いかもしれません。
そして、対象が大人の場合も普段寄っていると思われる場所を中心に探していくのが良いのですが、車や電車に乗ることで一気に行動範囲が広まります。
当たりを付ける為に、普段の会話や行動を今一度思い出すようにしてみましょう。
ごく普通に家族間でのコミュニケーションが取れていたにも関わらず、突然子供が妻・夫などが行方をくらましたというケースであれば効果的ですが、そもそも普段から話もしないという場合には、以下の方法を試してみましょう。
(3)SNS・アプリを活用する
この方法は、普段から家族間でのコミュニケーションが取れていない、普段から子供が妻・夫が何をしているのか分からないという場合に効果を発揮する方法です。
- LINE
- X(旧Twitter)
大手SNS・アプリだと上記のようなものを活用すると良いです。
それぞれ特徴はありますが、どれも検索機能があり、探したい人物の名前やアドレス、ニックネームなどを入力することにより、いくつか該当した検索結果から見付け出すことも不可能ではありません。
本人で該当しない場合には、これがSNSの良さでもあるのですが、探す対象の人物の友人・知人などを検索することにより、そこで一緒にどこかへ出掛けたなどの情報が手に入ることもあります。
妻や夫の場合は、職場の仲間や上司などを調べてみるのも一つです。
この方法の難点としては、相手も同様にこのSNS・アプリに登録をしていないとなれば効果を発揮しないところにありますが、大手サービスであるため、登録している可能性は高いです。
人探しを自力で行うメリット
いくつか自力で人探しを行う方法をご紹介しましたが、どれにしても共通しているのはお金がかからないということです。
人探しを自力で行うことの最大のメリットはこの点のみです。
他人の力を借りるまでもない場合、どうしてもお金をかけたくない場合は是非とも上記方法を実践してみましょう。
しかし、後述しますが、あくまで事件・事故ではない場合に限ります。
人探しを自力で行うデメリット
人探しを自力で行うデメリットは、何よりも自分の時間と労力が削られることにあります。
例えば、急にいなくなってしまった夫を探すとしても、事件・事故に巻き込まれている可能性も考えられますし、失踪に近い状態で家を出ているのかもしれません。
夫の行きそうな場所を探す、または実家や夫の友人へ電話をしてみるという方法もありますが、それでも連絡が取れない場合は、警察かまたは探偵に相談する必要もあります。
ここまで実行するのにどれだけ時間がかかるでしょうか?
とにかく時間がかかり、行きそうな場所を探すなどの行動を伴う場合は労力も削られます。
また、当然ですが、見つけることが出来ない可能性もあります。
人探しを警察や探偵などに依頼した方が良いケース
そもそもこれを読んでいる方は、自力で人探しをしたいという方が多いとは思いますが、タイトルにもあるように、時には警察や探偵に依頼したほうが良い、または依頼しなければならないケースもあることをご紹介します。
(1)警察に依頼したほうが良いケース
事件・事故ではないかと疑われるケース全般において、基本的に警察に相談すべき事案と考えてください。
もし少しでも迷っているのであれば、今すぐに相談した方が良いと思われます。
例えば子供が家出しがちな不良少年・少女だとして、1日帰ってこないというレベルであれば「いつもの家出」の可能性もありますが、3日帰ってこないというレベルであれば「ただの家出じゃないかも」と迷ってしまうかもしれません。
これはあくまで不良少年・少女という設定ですが、各家庭によりケースはさまざまで、上記のように迷うくらいなら警察へ相談するようにしてください。
(2)探偵に依頼したほうが良いケース
緊急性が高い人探しの場合は、断然探偵に頼むべきです。
この理由は、警察に依頼するデメリットにもつながるのですが、探偵は警察に比べて初動が迅速です。
警察はその話を聞いてくれた担当の方にも左右されるのですが、事件性・緊急性が低いとみなされてしまった場合には、すぐに動いてくれないというデメリットがあります。
例えば、子供と連絡がつながらないから探して欲しい、旦那から暴力を振るわれているから助けて欲しい、ストーカー被害にあっているから見張って欲しい、などのケースでは様子見をされる可能性が大きいですし、事実としてすぐには動きません。
したがって、どんな人探しであったとしても、今すぐ何とかして欲しいという場合には、必ず警察ではなく探偵を頼るようにしてください。
自力で人探しをする前に確認すべきこと
これは人探しをする前に必ずみなさんに行って欲しいことなのですが、あなたが今探そうとしている人は本当に近くにいないのか今一度確認しましょう。
つまり、探したい対象の方は、本当に「迷子」「家出」「失踪」「行方不明」なのかを確認するようにしましょう。
子供に限らず夜中に帰宅し、また外に出掛けている場合はなかなか判断が付きにくいケースもあります。
まず自力で人探しを行う前に、本当に探す必要があるのかも確認が必要です。
まとめ
人探しを自力で行えるかどうかをご紹介してきましたが、みなさんいかがでしたでしょうか?
ポイントは3つです。
- 探す相手は自力で探せるかどうか?
→探せるなら前述した方法を試す。 - 事件性や緊急性はないか?
→事件性が高い場合は警察へ、緊急性が高い場合は探偵へ、どちらでもない場合は自力で探す。 - 本当に探す必要があるのか?
→まずは落ち着いて帰ってきた形跡がないかを調べましょう。
この3つをおさえて、あなたが探している人をいち早く見つけてあげてください。