今これを見ている方は家出や行方不明になってしまった人、または失踪してしまった方を探そうと必死になっているはずです。
まずは気持ちを落ち着かせてください。
その上で迅速かつ的確に家出人や失踪者、行方不明者を探すことが求められます。
いなくなってしまった方が、例え反抗期の子供だったとしても、最近ケンカしてばかりの夫だとしても、捜索活動は早いに越したことはありません。
何よりもトラブルが起きていて何かあってからでは遅いのです。
今回は失踪者を探す方法を私達がリサーチした内容を元に徹底解説していきます。
家出人・失踪者・行方不明者の探し方
一言で失踪と言っても、その失踪の原因や動機、さらには行先もさまざまです。
そこで失踪者の状況や環境に合わせて、各ケースに対応できる失踪者の探し方を詳しく解説していきます。
(1)失踪者の身の回りを調べる
まずは失踪者の持ち物や部屋を確認してみましょう。
洋服タンスや机の中などを確認し、普段持ち歩いている所持品・趣向品などを中心にチェックしていきます。
この時に失踪者が大人であれば印鑑・通帳・常備薬などが重要な判断基準となり得ます。
子供であれば洋服・靴・アクセサリーなど特にお気に入りの衣類を中心に確認することが大切です。
もしも、服や靴が何足かなくなっているなどの状況が確認できれば、その失踪は計画的な家出である可能性もでてきます。
しかし、普段持ち歩いているような所持品・趣向品が部屋に残されたまま、家を出たその足で行方を眩ませてしまっているならば、それは偶発的な失踪である可能性が高いと言えます。
まずは、失踪者の身の回りから落ち着いて調べてください。
(2)学校・職場へ連絡を入れる
上記方法で特にどちらとも判断が付かない場合は、子供であれば学校、夫や妻であれば職場へ勤務時や退勤時の様子を聞きましょう。
学校と職場ともにですが、なるべく事前に電話を入れてから直接伺うようにしてください。
なぜなら、電話だとお互いの顔が見えず、もし外的要因により失踪していたとしたら証拠を見落とす可能性もあるからです。
学校や会社というのは、基本的には都合の悪いことは隠ぺいしようとするため、「イジメ」「パワハラ」「セクハラ」などの闇がそこに潜んでいても外部には漏れないようにします。
その闇を見落とさないためにも、直接伺うことをお勧めします。
(3)最寄りの場所を探す
失踪した方が最近までよく行っていた場所、通っていた場所などを捜索します。
例えば失踪者が子供であれば、ファミレスやネットカフェ、大型ショッピングモールなどが候補として挙げられます。
これらに共通するのは、子供のお小遣いでも立ち寄ることができる場所で、何時間でも滞在することができるという点です。
普段の行動を思い返してみて、ここだと思う場所を徹底的に捜索しましょう。
これは大人の場合も同様で、行きつけの居酒屋・ネットカフェ・実家・友人の家などが候補に挙げられます。
もちろん大人の場合には、車も使えますし行動範囲も広いため、最寄りの場所を探すとなると骨が折れますが、これも失踪者発見の可能性を秘めた方法の一つです。
探す場所が変われば手に入る情報も変わってくるため、時間と労力を惜しまずに地道に捜索し続けることが求められます。
(4)友人・知人と連絡を取る
普段家族には見せない表情を知っているのは友人・知人です。
失踪者に関する聞き込みを行うには最適な対象者です。
子供の場合は、家族以上に友人や知人(主に学校での交友関係者)と過ごす時間のほうが長いため、有力な情報を得ることができる可能性が高いです。
これが大人になると物の分別も付いてくるため、そう簡単に友人や知人に色々と話をしている可能性も少ないですが、それでも家族の知らない一面を知っている可能性はあるため、聞いておくべき捜査対象です。
ここで事件性を感じるような交友関係が発覚した場合には、すぐに警察へ行き事件に巻き込まれている可能性を訴えましょう。
(5)SNS・アプリを活用する
上記4つの失踪者探しの方法と同時進行で行うのがベストな方法で、SNSやアプリを利用することも一つの方法だと覚えておきましょう。
なぜなら大概の人は失踪中でも家出中でも携帯電話は所持しているケースが多く、何かしらの痕跡をネット上に残している可能性は大いに考えられます。
X(旧Twitter)などのSNSで投稿をしていたりすれば、それが居場所確定に直結する可能性もあり、投稿をしていなくとも少しでも失踪者の交友関係や行きつけの場所を探るのに効果的です。
それらを利用しコンタクトを図ろうとすると、逆に失踪者の感情を刺激する可能性も考えられるため、あくまで情報収集の一環として活用するようにしてください。
警察に依頼した場合
少しでも事件かなと思った場合には、警察へ行方不明者届を出すことをお勧めします。
これにより、全国の警察で届出が出されている失踪者の情報を確認することができるため、失踪者が昼間からふらふらしているところを職務質問することにより、届出情報の照会から発見へと繋がるケースも少なくありません。
しかし、命に危険が迫っているような特異行方不明者と判断されない限りは、全国的な公開捜査などの大掛かりな捜索はできないため、あくまで家族が心配していると伝達するのみで終わってしまいます。
それで終わってしまっては何のために探しているのかも分からないため、必ず見つけた際にはどうして欲しいのかも要望を出しておくほうが得策です。
探偵に依頼した場合
事件性の低い失踪の場合には、警察では
- 「家出じゃないの?」
- 「実家に帰ったのでは?」
などと相手にされないケースも実は多いです。
警察に全く相手にされないケースで探偵に依頼する、または緊急性も高いため警察と探偵の同時に依頼するという利用の仕方が良いでしょう。
探偵の捜索能力は警察に引けを取りません。
警察犬ならぬ探偵犬を使っての調査や、聞き込み調査、尾行追跡、全国に配置されている調査員による人海戦術など、警察と遜色ないレベルでの捜索スキルを擁しています。
また、身辺調査も同時に行えるため、交友関係で事件性が認められれば警察へ捜査を促すこともできます。
なぜ警察ではなく探偵に依頼するのか
では、どうして無料で動いてくれる警察ではなく、お金をかけて民間の探偵に依頼する必要があるのでしょうか?
そもそも警察という組織は、事件性が高いと判断されることがなければ動いてくれません。
- 「娘が2日家を空けていまして…」
- 「妻が数日帰ってこないです…」
というレベルでは動いてくれないのが現状で、初動が遅いのが難点です。
また、行方不明者届を出したからと言って、必ず見つかるという保証もありません。
そんな中で、警察の手の届かないところにまで手が届く探偵の存在が重宝されています。
自力で失踪者を探すには限界があり、警察へ捜査の依頼をしても初動が遅い、またはまともに取り合ってくれないとなれば、必然的に探偵に依頼するのがベストだと気付いていただけたのではないでしょうか?
まとめ
今回は失踪者の探し方を解説させていただきましたが、みなさんいかがでしたでしょうか?
自力で失踪者を探すことはもちろん可能ではありますが、後々のことを考えるとやはり探偵へ依頼をしたほうが失踪者発見の確率は断然上がります。
万が一の危険性を考えると、警察と探偵への同時依頼をしておくほうが危険防止にもつながります。
事なきを得ることが一番ですので、命とお金を天秤にかけてしまうような展開にならないよう気を付けましょう。