弁護士コラム

交通事故

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交通事故の被害者が,保険会社との示談交渉が進まないで,後日協議をする約束をしてしばらく放置しておくことにしました。約束すれば消滅時効は完成しませんか。民法改正でこの点は変わりますか。 . 示談 2018年12月16日

消滅時効の完成が猶予という問題です。 現行民法では,時効完成には全く影響をしないので,通常の消滅時効にかかってしまわないように催告(請求)や調停・訴訟の手続きをとっておく必要があります。 例えば,本人で交渉して憤りの余り,会いたくもないということで交渉を打ち切ってしばらく放っておいて,後で示談をすると言っても時効を主張されてしまうことがあるのです。 な...

思った通りの後遺障害等級認定がなかなかされないで異議申立をしていたら,もうすぐ症状固定日から3年間経ってしまいそうです。こういう場合も消滅時効にかかってしまうのでしょうか。 交通事故 2018年12月16日

認定された等級に不満がある場合に(特に非該当),異議申し立てをすることが多くあります。ところが,ようやく等級認定されても症状固定日から3年間過ぎてしまっていると大変なことになります。認定結果が変わらなければもっとひどいことになります。 1 不法行為の消滅時効の起算点 交通事故による損害賠償請求権は,民法の不法行為の消滅時効の規定のとおり起算点,つまり始...

交通事故の証明方法として,刑事記録を資料として入手したいのですが,その保存期間というのは決まっていますか。期間が過ぎてしまって入手できないことがありますか。 裁判(民事裁判・刑事裁判) 2018年11月19日

刑事記録には,実況見分調書,供述調書,信号サイクル表や視認に関する検証結果,あるいはドライブレコーダーなどの事故態様に関する重要な資料が含まれています。 それらは,民事裁判においても重要な証拠となります。 場合によっては,因果関係や過失を決める決定的な証拠となる可能性があり得ます。 しかし,問題は,これらの記録には保存期間があり,それを過ぎてしまうと永...

交通事故の後遺症による逸失利益とは? 後遺障害・後遺症 2018年11月17日

Q:私は、交通事故に遭いました。両脚を骨折して、手術を受け、1ヶ月ほど入院し、半年くらい通院しました。入院中は会社を休んで通院の時は半休をとりました。お医者さんから足の関節に機能障害が生じており、これ以上治療してもよくならない後遺症だと言われました。事故の加害者の保険会社にはどんな請求ができるのでしょうか?ちなみに私は30歳で年収は500万円です。 A...

高次脳機能障害者の自動車運転は,程度によっては可能でしょうか。あるいはしても問題はないでしょうか。 交通事故 2018年11月09日

高次脳機能障害者も,運転免許を取得することができ,既に取得している場合には都道府県にある運転免許センターにて適性相談や適性検査を受けることができるし,場合によると受けなければならなくなることがあります。 運転免許センターでは,手足の麻痺がない高次脳機能障害の場合は一般的には視覚性注意障害についての検査とされています。 つまり,「上下左右に点灯する刺激に...

偽関節とは何ですか。後遺障害はどうなりますか。 後遺障害・後遺症 2018年10月31日

外傷による骨癒合が完成していないことで,類似のものとして遅延性治癒骨折がありますが,後遺障害(後遺症)の対象は,偽関節です。 偽関節は後遺障害(後遺症)としての用語でもあり,偽関節だけで8級,加えて,著しい運動障害を残すと7級となります。 1 偽関節とは何ですか。 (1)偽関節とはなにですか 遷延性治癒骨折に対して,偽関節とは,いつまでも骨癒合が起こら...

(よくある相談)「交通事故の通院のためタクシーを使いたいが、加害者に請求できるか?」 人身事故・死亡事故 2018年10月26日

弁護士の新田真之介です。交通事故専門に取り扱っております。 今回のテーマは、人身損害のうちの「通院交通費」についてです。 1 そもそも治療自体と相当因果関係があるか 当然のことですが、治療そのものとの相当因果関係が認められる必要があります。 つまり、その事故と無関係の私病による通院や、症状固定時期を過ぎてからの通院、治療行為の必要性相当が認められない場...

交通事故における過失ゼロの主張の成否について 過失割合 2018年10月14日

交通事故の法律相談において、相手方(保険会社)と過失割合に関する争いがあるが、依頼者の方としては過失ゼロと考えており、過失ゼロで決着させることはできないか、というご相談をよく受けます。そこで、今回は過失ゼロの主張の成否について検討を行いたいと思います。 1.交通事故における過失割合については、東京地裁民事交通訴訟研究会において、過去の裁判例等を基に、事...

交通事故によって耳鳴となった場合には,後遺障害として認定されるにはどのようにしたら良いですか。また何級となりますか。 後遺障害・後遺症 2018年10月12日

著しい耳鳴が常時あると評価できるものについては12級相当,耳鳴が常時あると合理的に説明できるものについては14級相当となります。 1 耳鳴とは何ですか。 外界からの音の刺激がないにもかかわらず,耳の周囲や耳内に音を感じる場合及び頭蓋内に感じるものを耳鳴と言います。 自覚的訴えとしては,セミの鳴くようなジーンジーンとかキーン,チーンと言われています。 2...

交通事故による難聴が後遺障害(後遺症)として認定されるためにはどうしたらよいですか。 後遺障害・後遺症 2018年10月11日

難聴は,聴力障害として,後遺障害としては,両耳の場合には程度に応じて4級,6級,7級,9級,10級,11級の,一耳の場合には程度に応じて9級,10級,11級の後遺障害に該当する可能性があります。 難聴は,自覚症状だけでは不十分であり,認定に必要な検査結果が出なければなりません。 1 難聴とは 外耳より入った音刺激が大脳側頭葉聴野に到達する経路の内,どの...

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