浮気調査の報告書はどのような内容？リアルタイム報告との違いと合わせて解説

探偵に浮気調査を依頼し、パートナーと浮気相手が不貞行為を行う決定的な証拠が掴めた・・・。

証拠の画像・動画をパートナーや浮気相手に提示し、問いただす場合には効果的です。

しかし、裁判所で離婚・慰謝料に関する請求を行う場合は、さらに詳細な報告書があれば、浮気された側の主張が通りやすくなるでしょう。

その際の「調査報告書」は、依頼した探偵事務所が作成してくれます。

そこで今回は浮気調査の報告書の特徴、報告書を離婚や慰謝料請求に活かす方法、リアルタイム報告の有効性等を解説します。

私達がリサーチした内容をまとめたこの記事を読めば調査報告書やリアルタイム報告が活きたケースや、浮気調査の依頼から報告までの一連の流れ等もよくおわかりになるはずです。

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浮気調査の報告書とは？

浮気調査の報告書とは、探偵が浮気の調査をした内容についての報告書で、浮気の証拠となる書類です。

浮気調査のパートナー（調査対象者）が家を出て、

一連の浮気に関する行動が、写真・文章でわかりやすく時系列にまとめられたものが有効な調査報告書とされています。

調査報告書は離婚の交渉の場で証拠として使える他、交渉が決裂し裁判に進んだ場合、裁判所に証拠として提出する書類として利用されます。

当事者はもちろん、第三者・裁判官が見ても、不貞行為があったと証明できる行動記録でなければいけません。

報告書の重要性を理解しよう

パートナーの浮気が確認できた場合でも、画像や動画等のはもちろん、行動記録を明確に記載している報告書がなければ、当人はなかなか浮気を認めないはずです。

報告書があればパートナーに提示し、そのうえで今後どのように解決するか（例：離婚や慰謝料請求等）を主張できます。

仮にパートナーが自分の主張を認めなくても、家庭裁判所で解決を図る際、非常に有利な証拠となります。

例えば、パートナーがあくまで浮気の事実を認めず離婚に合意しない、または慰謝料で折り合いがつかない場合、家庭裁判所に調停の申し立てを行います。

非常に内容が詳細で、画像・動画も揃った報告書ならば、裁判所でも浮気の事実はあったと認めてくれるはずです。

調停役となる家庭裁判所の離婚調停委員は、浮気された側に対して同情的な姿勢で調停手続きを進めてくれるでしょう。

自分の主張を有利に進めるため、報告書が果たす役割は非常に大きいと言えます。

報告書の基本的な内容と形式

報告書は、基本的にパートナー・浮気相手の行動を時系列に明記します。

「いつ？・どこで？・だれが？・だれと？・何をしたか？」を明確に記載した文章、撮影日時の記載された証拠画像・動画も取得可能です。

報告書では時系列に浮気・不貞行為の事実を記載するほか、その際の画像が添付されます。

報告書サンプル：具体的な内容

報告書には、具体的に次のような項目が明記されるはずです。

報告書は次のように時系列で記載されます。

もちろん、全ての添付画像・撮影日時の記載された証拠資料が添付され、調査開始時に開始場所、開始時間が正確に記載されていれば、完成度の高い報告書と言えます。

報告書の法的効力：裁判での浮気の証拠としての価値

調査報告書を裁判所に提出すれば、パートナーは「有責配偶者」として認定される場合があります。

有責配偶者とは、婚姻関係が破綻した原因となったパートナーを差します。有責配偶者と認定されれば、原則として有責配偶者側から離婚請求はできません。

なぜなら、浮気された側を傷つけたにも関わらず、有責配偶者が望まない離婚を迫るのは社会正義に反すると考えられているからです。

一方、浮気された側は有責配偶者へ離婚・慰謝料請求が可能になります。

パートナーが有責配偶者に認定されない状態で、浮気の証拠をパートナーに突き付ければ、離婚を切り出される可能性があるでしょう。

しかし、離婚をするなら有利な条件を認めさせたい、離婚による生活の変化を阻止したい、浮気をやめさせてパートナーとの関係修復に努めたい、という人はパートナーを有責配偶者に認定してもらいましょう。

調査報告書を活用すれば、パートナーとの離婚に関して決定権を得られるはずです。

報告書の活用方法：離婚や慰謝料請求に活かす方法

探偵事務所が作成する調査報告書は、浮気の決定的な証拠を押さえており、離婚裁判・慰謝料請求時に有力な交渉材料となります。

とりわけパートナー・浮気相手がラブホテルに入退出する現場を撮影した画像・動画は、法的に有効な証拠とされる可能性が非常に高いです。

また、浮気相手に慰謝料請求を検討している人もいるはずです。この場合、浮気相手の素性を明らかにすれば、慰謝料請求が可能となります。

このケースでも、調査報告書という法的に有力な証拠があるので、浮気相手はまず慰謝料請求を免れないはずです。

ただし、浮気相手は次のように慰謝料請求を回避する可能性もあります。

このような言い逃れを避けるためには、既婚者と知って付き合った証拠や、望んで性行為を行っていた証拠も揃えるべきです。

既婚者と知って付き合った証拠ならば、メールやSNSに「奥さんにばれると怖い。」というようなやり取りがあれば、言い逃れできません。

一方、望んで性行為を行っていた証拠ならば、ある程度長めの調査期間を設けるべきでしょう。

調査期間中、浮気相手がすすんでパートナーに身体を密着させデートしている、パートナーの手を引いてラブホテルへ入るという画像・動画が撮影できれば、少なくともパートナーが好きで性行為に抵抗はない、という事実が認められるはずです。

探偵事務所選びのポイント：良質な報告書を提供する事務所を見つけるために

有力な証拠となる調査報告書を提供する探偵事務所は、次のようなポイントを確認して選びましょう。

それぞれのポイントについて解説します。

調査報告書のサンプルで確認

ほとんどの探偵事務所では、調査報告書は無料で作成・提供してくれます。ただし、大切なのは裁判所に提出して十分な証拠資料となるかどうかです。

気になる探偵事務所を見つけたら、まず調査報告書のサンプルを見せてもらいましょう。調査内容の記載、画像はどのように添付されるのかがわかります。

探偵事務所の中にはホームページでサンプル内容を掲示している場合があるので、忘れずにチェックしておきましょう。

なお、詳細な調査報告書は有料で作成するという探偵事務所もあります。もしも、サンプルをみて「これなら裁判で有利になれそうだ。」と感じたら、当該探偵事務所に依頼して構いません。

調査報告書を迅速に提出してもらえるか

優良な探偵事務所ならば、契約で定めた調査期間内に調査が終了したら、速やかに調査報告書を提出してくれれば安心できます。概ね1週間以内に出してくれる事務所を選びましょう。

なぜなら、調査終了後にパートナーが「離婚を切り出してきた」「何らかの理由で浮気相手と別れた」等、パートナーの言動が変化する可能性もあるからです。

浮気調査後に詳細な調査報告書を作成するのは、浮気された側が証拠をしっかり残し、パートナーや浮気相手に然るべき責任をとらせるため、アドバンテージを得る方法でもあります。

調査状況・調査員の人数が明記されている

調査状況・調査員の人数を、漏れなく調査報告書に明記している探偵事務所は信頼がおけます。

探偵事務所の契約書・見積書には、一般的に探偵スタッフ1名単位での金額が明記されています。

また、調査前に必ず何人の探偵スタッフで尾行・張り込みするかを報告してくれると、依頼者は安心できます。

そして最終的な調査報告書に、調査状況・調査員の人数・尾行・張り込みの方法を漏らさず記載する探偵事務所は、誠実な対応に努めている事務所と言えます。

対象者に動きがない場合の報告もなされている

対象者に動きがなくても、漏れなく報告書に記載する事務所を選ぶべきです。

探偵スタッフが調査対象者を尾行したものの、その日は結局、浮気・不貞行為は無かったというケースがあります。

その場合でも、調査を実施した以上は費用が発生します。このシステムを悪用し、満足な調査をせずに動きが無い、と報告する探偵事務所も存在するのは事実です。

たとえ、調査対象者に浮気行動がなかった場合でも、その記録を逐一報告書に書いてくれれば、依頼者も正確な把握ができて安心します。

浮気調査のリアルタイム報告とは？

探偵事務所の中には、調査報告書の完成まで依頼者が待つのではなく、調査の途中経過をリアルタイムで報告してくれるところもあります。

こちらでは、リアルタイム報告の特徴、そのメリットとデメリット等を解説しましょう。

リアルタイム報告とは？その存在と機能を理解しよう

リアルタイム報告とは、調査現場から現在探偵スタッフの目の前で起きている事実を、電話やLINE、メール等を利用し、リアルタイムで報告してもらうサービスです。

依頼者にとっては報告書の受け取りを待たず真実がすぐにわかる他、探偵スタッフが手抜き調査を行っていないと把握できるので、依頼者にとってありがたいサービスといえます。

リアルタイム報告の信頼性：正確な報告を受け取るために

複数の探偵スタッフで尾行・張り込みを開始する前に、基本的にチームリーダーから調査を開始する旨の連絡がきます。

「現在、パートナーはどんな状況か？」等、気になる点は質問しておきましょう。現場から探偵スタッフがわかりやすく回答するはずです。

パートナーを調査・尾行する途中も、状況の許すかぎり現場状況を報告してくれます。

なお、信頼のおける探偵事務所ならば、依頼者にチームリーダーが携帯電話番号を渡し、契約成立〜調査完了まで直接連絡できる体制を取っているところが多いです。

調査がどうなっているかの質問はもちろん、気がついたこと、新しい情報があればその都度、直接チームリーダーの携帯に連絡可能です。

調査途中の報告はもちろん、依頼者側からも連絡がとれる探偵事務所なら安心です。

リアルタイム報告の活用方法：調査の進行状況を把握し、方向性を変えるために

リアルタイム報告があれば、依頼者の同意のもと臨機応変に対応が可能です。

調査過程ではプランになかった予期せぬ展開、不測の事態が起きる可能性もあります。

例えば、パートナーと浮気相手が不貞行為中、依頼者以外の家族に発見され口論となっている、パートナーと浮気相手が飛行場に向かっている等のケースがあげられます。

リアルタイム報告を利用すれば、探偵スタッフが即座に依頼者へ連絡し、調査を終了するか、別のプランに変更し対応するかを協議できます。

その場合、依頼者の状況の把握と同意のもと、料金変更や調査の延長等、柔軟な決定が可能です。

リアルタイム報告のメリットとデメリット

リアルタイム報告を利用すれば、依頼者にとって距離が離れても、パートナーの行動が容易にわかる反面、判明した真実の内容によっては心理的負担となる場合もあります。

リアルタイム報告のメリット

どんなに依頼者がパートナー（調査対象者）から離れていても、探偵スタッフの電話やLINE、メール等で報告を受けられます。

パートナーの行動をリアルタイムで追えるので、「自分たちが行ったことのない場所で不審な行動をとっている。」「仕事終わり、何かにつけて呑み会と言い訳していたのに、結局、浮気相手の自宅に寄っていたのか。」という事実が、手に取るようにわかります。

探偵スタッフから報告されるパートナーの浮気・不貞行為の内容によっては、「許そうと思ったが絶対慰謝料をとって離婚する」「この程度なら怒るだけで許してやろう。」と、その後の対応を決める材料にもなるでしょう。
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リアルタイム報告のデメリット

リアルタイム報告では逐一判明した真実が依頼者に報告されます。報告内容によっては、依頼者様の大きな心理的負担となるケースがある点へ注意しましょう。

「自分や子供たちをほったらかしにして、ラブホテルで若い女とセックスをしている。」
「祖母の介護を押しつけて、浮気相手と優雅にレストランで食事をしている。」
等と、激しい怒りを覚え感情コントロールが効かなくなるおそれもあります。

探偵スタッフから浮気現場を聞きだし、突発的な行動をとると、調査遂行の妨げになるおそれがあります。

また、依頼者自身の利益を大きく損失する事態ともなるので、報告を受けている間は、辛くとも冷静な対応が必要です。

リアルタイム報告を提供する探偵事務所の選び方

依頼者に配慮したリアルタイム報告をしてくれる探偵事務所を選びましょう。

リアルタイム報告の方法がいろいろある探偵事務所であれば便利です。LINE・メール・電話、調査に支障のない方法で連絡がとれれば、依頼者も安心できます。

また、数分おきにとはいかないものの、LINEやメールでパートナーと浮気相手の画像を添付してくれるなら、依頼者は探偵スタッフがしっかり仕事をしてくれているのもわかるはずです。

浮気調査の全体像

こちらでは浮気調査の流れや、浮気調査の成功事例・失敗事例等を解説しましょう。

浮気調査の依頼から報告までの一連の流れ

一般的な探偵事務所への依頼の手順や必要書類を取り上げます。

依頼の手順

探偵事務所へ相談をする場合、基本的に電話またはメールで問い合わせします。

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浮気・不貞行為の調査は、概ね2〜7日程度で調査が終了します。もちろん、調査の延長も可能です。

調査が終了したら報告書を取得できます。報告書を取得後、探偵事務所大手ではどのような対応を進めていくか、カウンセリング担当者（相談員）と共に話し合いを進めるケースが多いです。

また、認定カウンセラーのメンタルサポートを受けて、心理的負担の軽減も可能です。必要に応じ、弁護士の無料紹介も行ってくれる場合があります。

必要書類

相談の際、主に次のような書類を持参するよう求められるはずです。

浮気・不倫に関する資料があれば、担当者に提出した方が良いでしょう。探偵スタッフが浮気の現場を特定し、尾行する日時も決めやすくなります。

ただし、無理に証拠を収集しようとしてパートナーに発見されたら、大きなトラブルを招きます。自分のできる範囲で証拠収集を行いましょう。

浮気調査の成功事例：リアルタイム報告と報告書が活きたケース

探偵スタッフの依頼者に配慮した報告および調査報告書が、浮気・不貞行為の問題の解決に役立った事例を2つ取り上げましょう。

パートナーとの関係を修復できた事例

パートナーへの慰謝料請求・離婚が成立した事例

浮気調査の失敗事例：リアルタイム報告と報告書が不十分だったケース

浮気調査の料金：報告書とリアルタイム報告のコストについて

報告書とリアルタイム報告は、基本的に無料で提供している探偵事務所がほとんどです。

ただし、簡易な調査報告書は無料、裁判の証拠になり得る詳細な調査報告書は有料、と設定しているところもあります。

その場合、見積もりを出してもらい、調査費用等も含め納得できる金額ならば契約を締結しても構いません。

浮気調査の注意点：失敗しないためのポイント

リアルタイム報告で、依頼者の方から探偵スタッフに連絡ができる場合でも、スタッフが調査を継続している以上、それを邪魔しないよう、むやみに連絡をとらない方が無難です。

例えば依頼者本人および探偵スタッフとの間で相談し、数時間たってもスタッフから連絡が来ないなら自分から連絡をとる、と連絡の条件を取り決めておきましょう。

浮気調査のQ&Aと体験談

こちらでは浮気調査の疑問点や、体験談を取り上げます。

浮気調査のQ&A：よくある疑問とその解答

浮気調査の情報漏洩や、自分も調査に参加できるかという質問が多いです。

個人情報が漏洩する危険性はありませんか？

多くの探偵事務所では、個人情報の取り扱いは依頼者に調査報告書を提出してから、数ヵ月間は保管するようです。その後、依頼者の個人情報・調査内容等すべてのデータを抹消します。

情報管理を徹底している事務所がほとんどなので、外部に依頼者の情報が流れる危険性はまずないでしょう。

自分も調査に参加できるか？

ほとんどの探偵事務所では断られるはずです。探偵スタッフは数人のチームで調査をします。素人が調査に参加したら、調査対象者の浮気の証拠を掴めない可能性もあります。

ただし、探偵事務所の中には、調査対象者の尾行や浮気現場の撮影等は探偵スタッフが行い、調査対象者に発見されにくい証拠収集は依頼者が担当できる、というところもあります。

参考：総合探偵社クロル

浮気調査の体験談：実際に調査を依頼した人々の声

探偵事務所の詳細な調査報告書で真剣に調査へ取り組む姿が垣間見えた、リアルタイム報告が大変役立った、という声が多く存在します。

「（略）パートナーの外出が気になって、電話で相談しました。自分でこっそり後をつけてもよかったのですが、ちょっと後ろめたい感じになって尾行の調査をお願いしました。電話での対応も、とても感じが良かったです。女性の方が出られて、事務的な冷たさは一切なく、けれども的確なアドバイスで調査の段取りが決められました。裁判での証拠に取り上げられるように、時系列での行動記録と動画DvDの撮影も行っています。今回は、そこまで詳細な記録は依頼しなかったのですが、何かプロフェッショナルな調査の取り組み方が垣間見えた気がします。」

引用：https://minhyo.jp/hal-tanteisya?sort=high#review-pre-area

「ここにお願いしてみた感想を簡潔に。良かったのは・対応の良さ・追加料金なし・リアルタイムでの報告、料金や対応の良さは（略）申し分なしだと思います。（略）そしてなかでも一番助かったのは上に挙げたリアルタイムでの報告です。結構ネットの意見などを見ると、探偵さんにお願いしても調査報告が雑だったり報告が週に一度まとめて来たりと、なかなか都合が悪い部分もあるとのことを目にしてましたが、（私の頼んだ探偵事務所では）リアルタイムで常に報告してくれたので安心してお任せすることができました。」

引用：https://goo.gl/maps/zFYzfwYz2WdkCqCRA

まとめ

リアルタイム報告は、調査対象者の状況が容易に把握できる便利なサービスです。しかし、心のどこかで調査対象者であるパートナーを信じていた人には、辛い現実が突きつけられるかもしれません。

調査後に作成される調査報告書を確認するだけで十分な人は、無理にリアルタイム報告を利用する必要はないでしょう。

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