今や日本では一家に一台以上はスマホやパソコンが普及している時代になってきたこともあり、何をするにもSNSが活躍をする場面が増えてきています。
X(旧Twitter)、Facebook、Instagramなど、老若男女問わず利用されているSNSが今では国民の生活の一部と化しています。
また、SNSの活躍は失踪者や家出人を探す上でも重要な役割を果たしています。
特にSNSの中でも捜索向きと言えるのがTwitterであり、昨今でもTwitterによる捜索活動がいくつも確認することができます。
そこで今回は、Twitterを利用して失踪者や家出人を捜索できるのか?
また、その方法や発見のコツはあるのかについて、私達がリサーチした内容を元に紹介していきます。
これらの方法を駆使することで、まずは自力で捜索活動をしてみるのも一つの手かもしれません。
なぜTwitterを利用するのか?
それでは、どうしてTwitterが失踪者や家出人を探すことに向いているのかを解説していきます。
現在のTwitter国内月間アクティブユーザー数は4,500万人を記録しています。これは日本の人口で考えると、なんと3人に1人がログインをしている計算です。
これだけのアクティブユーザーがいるTwitterだからこそ、人探しにおいて利用する価値が高いと言えます。
いつも、そして何年もの間、Twitterをご利用いただきありがとうございます。おかげさまで日本での月間利用者数が4500万を超えました。安心してサービスをご利用いただけますように、一層の努力を行います。引き続きのご指導、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。 pic.twitter.com/L96xQEnydU
— Twitter Japan (@TwitterJP) 2017年10月26日
また、Twitter独自の機能である「リツイート機能」が人探しにおいて効果を発揮します。
誰かが失踪者を探しているという旨のツイートをした場合に、それを見た第三者がツイートを繰り返すことをリツイートと言います。
これをすることにより、「拡散」という現象が生まれ、瞬く間に情報が広がっていき捜索範囲を広げることが可能となります。
自分ひとりで捜索活動をしている訳ではなく、それに賛同してくれた人たちを巻き込むことにより、さらに大きな力が失踪者への捜索へと向けられるのです。
効率が良く費用のかからない人海戦術とも言えるのかもしれません。
しかし、ここで1点だけ気を付けなければならないことがあります。
それは、リツイートをすることにより、あなたは捜索してはいけない失踪者を捜索することに加担してしまう可能性があるということです。
例えばですが、失踪者の中にはDV被害に合っていて逃げ出している方、ストーカー被害から逃げている方、多額の借金を背負い逃げている方など、さまざまなケースでの失踪も考えられます。
そういった失踪者を探すツイートをリツイートして手助けをすることにより、結果的に再度被害に合わせてしまう可能性もあるということです。
あくまで可能性の話ですが、少なからずそういったリスクもあることを覚えておきましょう。
失踪者をTwitterで捜索する方法
具体的にどのようにしてTwitterを捜索に使用していくのかも見ていきましょう。
ハッシュタグと呼ばれる「#」記号とともに、失踪者の捜索をする旨のツイートをすることで捜索をしていきます。
具体例として下記のツイートをご覧ください。
夫の朝野一郎がいなくなり8カ月経ちました。情報お願いします。富山県出身、175㎝、78㎏、49歳、左腕の肘下に骨折してボルトが入ってて、5/2八王子の自宅より就活で面接に行くと出てから帰ってきません。持ち物は財布、車の免許証、保険証は期限切れ。警察に届けてます。#行方不明 #失踪 #家出 #拡散
— ちゅん (@tomo1111888) 2018年1月9日
このツイートを見て頂くと分かりますが、添付写真の下に「#行方不明#失踪#家出#拡散」の文字が入っています。
これは前述した通りハッシュタグと呼ばれる記号であり、このハッシュタグを付けておくことにより、検索窓からこのキーワードで検索をした人の検索欄にツイートを登場させることができるのです。
また、最後に「#拡散」というハッシュタグが付いていることからも分かる通り、このツイートを拡散して多くの人に知らせてくださいとアピールすることも可能です。
この「#拡散」については、自力でTwitterを駆使して捜索を検討されている方は、ぜひとも付けていただきたいハッシュタグの一つです。
これらはあくまで一例に過ぎませんが、あなたがTwitterを利用して捜索活動をされる際には、どこまで個人情報を公開するのかを良く考えてツイートしましょう。
過去のTwitter捜索例
ここでは過去にTwitterにて投稿されたツイートの捜索例をご紹介していきます。
いかにTwitterが失踪者の捜索に向いているのかが分かると思います。
まずは、下記のツイートをご覧ください。
【9遺体 被害者が「失踪」メモ】座間市のアパートから9人の遺体が見つかった事件で、最初に被害にあった女性が「自殺は絶対にしません」とのメモを自宅に残していた。白石容疑者が発覚を免れるために書かせた可能性。 https://t.co/FpFw3iMeBW
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2017年11月16日
座間9遺体遺棄事件ですが、みなさんも記憶に新しいのではないでしょうか?
かつてないほどの残虐な事件であり、事件解決の糸口は被害者の兄がTwitterを利用していたことでも有名な事件です。
妹の失踪後、事前にパスワードを聞かされていた兄は、妹のTwitterアカウントへのログインに成功。履歴などから手掛かりを探した。
【座間9遺体】「死にたい」けど「迷い」 田村愛子さん、揺れ動く心書き込み 案じていた兄https://t.co/CN6oT2CZ27 pic.twitter.com/X23GkKhAnC
— 楽天Infoseekニュース (@Infoseeknews) 2017年11月22日
被害者の兄が妹のTwitterから消息をたどっていき、犯人である白石容疑者とのメッセージのやり取りを見付けました。
逮捕までの流れはもちろん警察の介入もあるのですが、今回の事件解決のきっかけとなったのは、まぎれもなくTwitterの存在であったことは言うまでもありません。
しかし、それと同時に事件の発端となったのがTwitterであることも重々理解しておく必要はあるのかもしれません。
Twitterでは、失踪者を探していますというメッセージを拡散させることができるだけではなく、今回のケースのように消息をたどるという使い方もできます。
もちろんこの方法はパスワードなどの情報が分かっていること前提ではありますが、どこまでTwitter運営側が協力をしてくれるのかということがポイントになってきます。
自力で無理なら外部協力を求める
ここまで失踪者や家出人をTwitterで探す方法をご紹介してきましたが、やはり即効性という意味では確かなものはありません。
確実に、かつ早急に失踪者や家出人を見つけ出すためには外部協力が必要です。
その選択肢として挙げられるのが、警察と探偵です。
それぞれを比較すると決定的に違う点があります。
それは、初動のスピードです。前述した通り、警察へ失踪者や家出人の捜索を願い出たとしても、そこに緊急性や事件性がないと動いてくれないという事実があります。
座間の事件を正確に振り返っていただいても分かるのですが、やはり警察の動き出すタイミングが被害者側からすると遅いと言わざるを得ません。
警察としても、現在日本国内で起きている犯罪に優先順位を付けている訳ではありませんが、大なり小なりすべての捜索に警察官を出動させる人手も時間もないという現実があるのです。
そこでみなさんに選択すべき方法としておすすめさせていただくのは、探偵社へ依頼するという方法です。
普通に生活をしていると依頼する機会もなく、馴染みもない探偵ですが、今回のケースのように事件性や緊急性の大小に関係なく動いてくれるという利点があります。
少なからず費用の負担は生じてしまいますが、失踪者や家出人を必ず見つけたいと願うのであれば、探偵へ依頼することが先決でしょう。
なぜなら、依頼をすれば必ず捜索してくれることもそうですが、優秀な探偵社ほど多くの人員を雇っています。
昼夜問わず交代制で情報をかき集め、さらには徹底した人海戦術により効率よく失踪者の捜索に体を張ってくれるからです。
失踪者の身の安全と探偵への費用負担を天秤にかけたときに、自ずと答えは出てくると思います。
ちなみに、どの探偵社でも依頼の相談などは電話でも親身になって聞いてくれるため、気になる方は相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、失踪者や家出人をTwitterで探すことは可能か?ということについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
Twitterを用いて失踪者の捜索をすることは可能であり、さらに実績もありますが、やはり安全かつ確実の見つけ出す方法としては探偵への依頼がベストです。
今本当に悩んでいるのは、あなたではなく失踪者したあの人のほうかもしれません。
早期解決を当サイトも望んでいます。