今これを見ている方は、身近な方が消息不明になってしまいどうして良いか分からず悩み苦しんでいることと思います。
まずはあなた自信が冷静さを取り戻してください。
きっと消息不明になってしまった本人も苦しんでいるはずです。
そこで今回は家族や友人が消息不明になってしまった際に、あなたがまず始めにやらなければならないことを私達が紹介していきます。
やるべきことはたくさんあるため、一つずつ冷静に見ていきましょう。
消息不明とは?
- あなたの探している方は行方不明者でしょうか?
- それとも失踪者でしょうか?
まずは対象者がどのような形での消息不明なのかを確認していきましょう。
行方不明者・失踪者・家出人の3つに分けて解説していきます。
(1)行方不明者
行方不明者とは、災害や事件・事故などが原因で居場所や行先が分からなくなってしまった人を指しています。
法律的な解釈としては行方不明者発見活動に関する規則によると、「生活の本拠を離れ、その行方が明らかでない者であって、第六条第一項の規定により届出がなされたもの」とされています。
つまり、どこに行ったのか分からなくなってしまった人に対して使用されるのが、この行方不明者です。
(2)失踪者
失踪者とは、どこに行ったのか分からない人を指しており、上記に挙げた行方不明者とは同義です。
辞書などでも同義語として扱われていますが、未成年者に「行方不明」、成人に「失踪」という言葉を使い分けられているともされています。
行方不明者と失踪者のともに言えることですが、事件・事故に巻き込まれてしまった場合のみならず、自らの意志で行方をくらませた場合でもこれらの言葉は該当します。
(3)家出人
では、最後に家出人の定義ですが、上記2つとの明確な違いは「自らの意志により行方をくらませた」という判断がされることが多いのが特徴です。
警察の定義としては、事件性の薄いケースでは家出という言葉を使い、子供などでは迷子と表現することが多いです。
近年では、核家族化や1人暮らし世帯が多いこともあり、「家」という概念自体が希薄になってきているため、家出という言葉よりも失踪や行方不明という言葉が使われることが多いのが現状です。
このようにそれぞれの定義はありますが、細かく見ていくと自発的か偶発的かの違いはありますが、どれも行方が分からなくなって人を指しています。
消息不明者の探し方
では本題に入っていきますが、家族や友人などが消息不明になってしまった場合に、もっとも効率よく探し出す方法をご紹介していきます。
(1)行方不明者届(旧捜索願)を出す
自力でSNSやビラを利用し消息不明者を探すのも一つの手ですが、まずは事件・事故の可能性も考えて警察に行方不明者届を出しにいくことをおすすめします。
警察へ相談をしに行くことにより、全国の警察との連携や捜索活動につながることも期待できるため、まずは警察へ行くことが先決です。
失踪の状況や事件性の有無によっては、なかなか捜索に踏み切ってくれないなどのデメリットがあることも事実ですが、それが分からない以上は相談しておくに越したことはありません。
(2)聞き込み調査
探偵も行っている調査方法ですが、これは子供や老人など普段から決まったルートを利用していた消息不明者であれば効果を発揮する方法です。
日頃から利用しているカフェやコンビニ、公園や友人の家など、とにかく思い当たる場所を手当たり次第に聞き込みしていきましょう。
これらの場所での聞き込む内容としては、立ち寄った「場所」「時間」「服装」「様子」「人数」などを確認しておくと良いです。
何人かで行動をしていたとなると、そこにいた人物であれば消息不明者の行方を知っているかもしれませんし、それが友人ではない人物であれば事件性もそこに見えてきます。
思い当たる場所すべてで聞き込み調査を終えた後には、もしかすると消息不明者の居場所が見えてくるかもしれません。
最後まで望みを捨てずに捜索活動をすることが大切です。
もしビラを作成または配ることをしている場合には、聞き込みをしたお店や場所にビラを置くか貼らせてもらうのも効果的です。
ちなみに、本当に効果を出したいのであれば、ダメだということを前提に地元テレビ局に出向きアナウンスしてもらえるように交渉するのも一つの手です。
(3)ここでようやくSNSを活用する
ここまで消息不明者を探し出すために効果的な方法を順にご紹介してきましたが、ここまでのことを行った上で初めてSNSなどを活用してください。
なぜなら、利用している方でないと閲覧することのできないSNSよりも、あらかじめ分かっている場所を聞き込むほうが発見の可能性が高いからです。
主に捜索活動に向いているSNSとしては、X(旧Twitter)やFacebookが挙げられます。
利用者数が多いこともそうですが、投稿をすることにより拡散現象が生まれやすいこともおすすめする理由の一つです。
実際にX(旧Twitter)などを見ていただくと分かるのですが、消息不明者の捜索ツイートをあちらこちらで見かけます。
拡散希望などとハッシュタグ(#記号のこと)が付いていることにより、そのツイートを見た閲覧者も応援する気持ちがあればリツイート(再び自分の投稿としてツイート)してくれます。
このリツイートが拡散現象を生み出します。
実際に座間市9人死体遺棄事件などもTwitterを駆使して犯人特定まで至った経緯もあるため、SNSだからと侮ることはできません。
確かな成果が出ている以上は利用しない手はないでしょう。
外部協力に頼る必要性は?
捜索に関する費用負担を考えると、何とか自力で消息不明者を捜索したいと考えている方も少なくありません。
しかし、本当に消息不明者を探し出すことを考えているのであれば、費用の大小は二の次として考えて欲しいと願っております。
別項でも触れましたが、日本では年間約8万人の消息不明者が出ており、中には事件・事故に巻き込まれ帰らぬ人となってしまう方も多いのが現状です。
何気なくニュースで流れている誘拐・殺人・失踪ですが、どこか他人事だと思っていたことが我が身にふりかかることもあります。
また、世界的に見ても平和だと言われている日本ですが、年間の消息不明者の数を見たときに、決して平和だとは言えない現実がそこにはあります。
警察へ依頼する、または自力で捜索する以外の方法としては、やはり費用はかかりますが探偵社への依頼が有力です。
人探しにおいて探偵の右に出る者はいないと言えるほど実績と知名度もある探偵社も多いため、相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。
なぜ探偵なのか?
警察ではなく探偵への依頼をおすすめする理由はいくつかありますが、もっともメリットとなるのは初動の速さにあると言えます。
実は警察へ依頼した場合には、すべての事案に捜索活動を要請してくれる訳ではありません。
非情ではありますが、事件性の薄い行方不明に関しては捜索活動に踏み切ってくれないケースがほとんどです。
しかし、探偵であればどのような失踪・家出・行方不明に関しても、全力で早期解決を目指して奮闘してくれます。
元警察OBやベテラン探偵が数多く在籍している探偵社もあり、警察との連携を図ることも可能です。
相談やカウンセリングを行っている探偵社もあるため、一度電話してみるのも早期解決への糸口です。
まとめ
今回は消息不明者の探し方を中心にご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
消息不明となってしまった理由はそれぞれあるとは思いますが、消息不明者も残された家族も苦しんでいることには変わりありません。
一日も早い早期解決を望んでいるのであれば、ぜひ今の状況に合った最善の策を選んでください。
警察と探偵への同時依頼という方法も発見の確率を高めるため、思い付く方法はすべて試してみるのが良いでしょう。
当サイトでは、消息不明者の一日も早い発見を望んでいます。